平成25年第3回坂城町議会定例会閉会挨拶

本日(9月18日)、平成25年第3回坂城町議会定例会が閉会しました。

 いささか長文ですが、以下、掲載させていただきます。

中央、閉会の挨拶をする山村

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平成25年 第3回議会定例会 閉会あいさつ
 
平成25年第3回坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
 9月2日に開会されました本定例会は、本日までの17日間の長きにわたりご審議をいただきました。提案いたしました、専決報告、人事案件、契約の締結、町道路線の認定、平成24年度一般会計・特別会計決算の認定、25年度一般会計・特別会計補正予算、さらに、追加日程でお願いいたしました人事案件、下水道事業特別会計の補正予算を含め、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 
 さて、一昨日大型の台風18号が愛知県に上陸し、各地に大きな爪痕を残しました。特に、滋賀県、京都府、福井県では、先月30日に運用が始まったばかりの、「特別警報」が発表され、数十年に一度という記録的な大雨による甚大な被害が発生いたしました。
坂城町においても、千曲川の増水により、千曲運動場、鼠橋運動公園のマレットゴルフ場及び運動場が冠水し被害を受けました。今回の一般質問において、お2人の議員さんからご質問をいただいた、陸上施設につきましては、陸上スポーツ少年団の塩野入団長さんに教育委員会、建設課が協力し、激しい風雨の中、タータンを回収されました。

運動施設については、子供たちを始め町民の皆さんが利用される施設ですので、早急に復旧するよう対応してまいります。

 なお、心配された風による被害については、一部りんごの落果はあったものの、幸いにも農作物への大きな影響はありませんでした。
 また、昨年度災害対応した箇所につきましては、被害はありませんでした。今後も、町民の皆さんの安心・安全を守るため、引き続き防災対策に万全を期してまいります。
 
2020年第32回夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市を選ぶIOC(国際オリンピック委員会)の総会が8日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれ、東京がイスタンブール、マドリードを制し、1964年大会以来56年ぶりとなる開催地に決定いたしました。
 招致委員会、スポーツ界、企業等の幅広い力の結集が実を結んだものと考えます。
 坂城町の未来を担う子ども達にも、スポーツを通じて夢と希望と感動を与えることができたらと思います。
また、このオリンピックの招致を契機として東日本大震災の被災地支援が一層加速するとともに、アベノミクスにこのオリンピックがもたらす経済効果が加わり、経済が活性化することを期待いたします。
 
次に、敬老の日に合わせ、各地区においても敬老のお祝い行事が行われ、いくつかの地区を訪問させていただきました。町においても、9月7日に米寿、白寿、100歳以上の方々を対象に敬老訪問を行い、短い時間ではありましたが多くの皆様のお顔を直接拝見し、ご長寿のお祝いをさせていただいたところであります。
 
そんな折、たいへんうれしいお知らせがございます。
町内、網掛にご住所のある大井直治郎さんが、県内の男性最高齢となられました。大井さんは明治40年8月12日生まれの満106歳でございます。
  16日の敬老の日には、県の加藤さゆり副知事とともに大井さんをお訪ねし、県内男性最高齢のお祝いを申し上げてまいりました。
 
さて、国道18号上田坂城バイパス(坂城町区間)につきましては、8月18日から9月6日までの間、地元区の公民館ほか6カ所において設計説明会を開催し、216名の出席をいただき長野国道事務所より事業の概要やこれまでの状況などについて説明がなされました。
平成23年度の事業化から概ね10年間での完成を目指し、今後は、地元との設計協議を重ね、同意をいただいたうえで用地幅杭を打設し、その後、用地測量、用地交渉・契約、工事着手と進んでいく予定であります。
 
あさって21日(土)から30日(月)までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。期間中30日には、国道18号線田町交差点において交通指導所を開設し、交通安全の啓発を行います。死亡事故ゼロ1000日を一つの目標とし、関係機関、団体と連携のもと運動を展開してまいります。
 
169系車両の活用につきましては、現在、公募によるアイディアを利活用検討委員会で議論を進めているところありますが、
169系車両を愛するファンの方から車両の外観と車内の清掃ボランティアを行いたいとのご提言をいただき、9月22日(日)に行うことにいたしました。町ホームページで呼び掛けたところ、町内外から十数名の清掃ボランティアの方がお見えになります。
 有線放送でもお知らせしておりますが、町民の皆さんにもご協力をいただき、この清掃ボランティア活動を大いに盛り上げていただきたい思います。
 
10月6日(日)に、「第53回町民運動会」が開催されます。あわせて、「第35回交通安全町民大会」も開催されます。
今回の町民運動会は、バリアフリーのまちづくりへの取り組みのひとつとして、初めての試みとなりますが、障がいのある無しに関わらず参加できる競技をプログラムに加えるとともに、文化センター体育館において、障害のある方も参加いただけるレクリエーション・交流ブースを開設いたしますので、どなたでも気軽に参加いただき、楽しく体を動かしながら、交流を図っていただきたいと思います。「町民運動会」という、その名のとおり町民が一堂に会しての楽しい運動会になればと考えております。
 
 
 10月26日(土)、27日(日)の2日間にわたり、文化センターを会場として、「したしむ・つくる・ふれあう・ささえる」をテーマに「第42回坂城町文化祭」が開催されます。
あわせて、「第31回坂城町消費生活展」及び「町表彰式」が開催されます。
また、文化祭の初日の午後には、昨年大好評でありました、チェリストの海野幹雄さん他をお招きし、クラシックコンサートも開催いたします。
 多くの町民の皆さんにお出かけいただきたいと思います。
 
男女共同参画社会の実現を目指して、例年、開催しております「ひと(女)とひと(男)ふれあいさかき2013」を今年は11月
30日(土)に開催いたします。
今回は、働く女性にスポットをあて、独立行政法人 国立女性教育会館の内海房子理事長をお招きして、講演会と坂城町で活躍する女性経営者によるパネルディスカッションを計画しております。大勢の町民の皆さんのご来場をお待ちしております。
 
 さて、収穫の秋、実りの秋にふさわしいイベントが目白押しでございます。
この9月28日(土)には、JAちくまぶどう部会坂城支部が中心となった「ぶどう祭り実行委員会」が主催する、始めての『ぶどう祭り』がJAちくま坂城支所駐車場で開催されます。坂城で生産される「ナガノパープル」「巨峰」「ピオーネ」「シナノスマイル」「ゴルビー」「シャインマスカット」等、人気の品種から珍しい品種までいろいろなぶどうの量り売りなどが行われます。
 
翌日の29日(日)には、坂城町商工会商業部会が主催する『坂城駅前ふーど市』が坂城駅前の169系電車の隣で行われます。町内の商店が共同で、肉、魚、野菜、果物等の生鮮品や菓子、惣菜などを販売するほか、懸賞と5%のプレミアムがついた、「プレミアム商品券」も発売されます。今年は11月まで、毎月1回、計3回の開催を予定しておりますので、大勢の町民の皆さんにお越しいただきたいと思います。
 
また、10月5日(土)に「まいたけ祭り」、12日(土)には「きのこ祭り」を、さかき地場産直売所「あいさい」で開催いたします。
さらに、晩秋のイベントとして、『ねずみ大根まつり』を11月
16日(土)、17日(日)の2日間、「あいさい」をメイン会場として開催し、毎年好評のおしぼりうどんの振る舞いやねずみ大根の収穫体験を実施するほか、本議会でご承認いただきました新しい「ねずこん」の着ぐるみのお披露目も行う予定でおります。仲間が増えた「ねずこん」が、今まで以上に町のPRに励んでまいりますので、皆さんの応援をよろしくお願いいたします。 
 また、昨年大好評をいただきました坂城町の巨峰で作りました「巨峰ヌーボ」の発売も『ねずみ大根祭り』にあわせて行います。
ご期待いただければと思います。
             
さて、昨日から「ゆるキャラグランプリ 2013」がスタートしております。今年の「ねずこん」本人の希望は、県で3位以内、全国では30位以内を目指したいそうです。
町民の皆さんには、「1日ワン・クリック」をお願いするのみです。ご支援をよろしくお願いいたします。
 
 私が町長に就任して2年半を迎えようとしております。
 私はこの間、次代を担う、子供たちや若者への支援が町の元気に繋がると考えいくつかの事業を実施してまいりました。
まず、子育て支援として、未就学児までが対象であった子どもの医療費の無料化を小学校6年生まで拡大しました。また、保育の面では、村上保育園での一時保育を開始し、町内すべての保育園で一時保育を利用いただけるようになりました。さらに、南条保育園、村上保育園を子育て支援センターの分室と位置づけ、専門の臨床心理士、家庭相談員による子育て相談を実施し、さらに、5歳児の健康相談事業として、「すくすく相談」を新たに導入し、相談機能の充実を図りました。また、保育園にエアコンを設置し、保育環境の充実にも努めております。今後の更なる支援事業としては、第3子の保育料の軽減について、来年度の導入に向け具体的な検討を進めてまいります。
 
小中学校においても、村上小学校耐震大規模改修工事、27年度完成を目指す南条小学校建設工事を始め、今年度から教育相談の窓口として教育コーディネーターを配置、また、医療の必要な児童への看護師の配置と、これまでも実施しておりました発達障害の児童生徒に対する支援員の配置に加え、子供たちが安心して学習ができる環境づくりを推進いたしました。また、小学校英語教育支援員の配置、教員の英語研修、中学校におけるネイティブスピーカーの英語講師の配置等英語力の向上に努めてまいりました。
 
冒頭でも申し上げましたが、7年後の2020年には、東京でオリンピック、パラリンピックが開催されます。この時に、坂城町で育った子供たちが選手として出場できれば大変素晴らしいことですが、小学校、中学校で培った英語を活かし、通訳や大会運営そしてボランティアなどに関わり、世界を感じることができれば、とても意義あることだと考えます。
 
その他にも、「びんぐし湯さん館」のリニューアルの際、授乳室も設置し、待合室ロビーにキッズコーナーを設けました。また、ながの子育て家庭応援パスポート事業に町として参加し、「びんぐし湯さん館」は、いち早く協賛店として子育て支援に取り組みました。
「湯さん館」のリニューアルにより客層も変化し、子供連れの若いファミリーが増えております。
補正予算でお認めをいただきました、図書館の「児童コーナー」の模様替えについても、子供たちが来館しやすいよう工夫してまいります。
 
また、若者への支援として、若手経営者を対象とした「経営革新塾」の開催や、ワイナリー形成事業でのワインぶどう栽培の担い手への支援等を行ってまいりました。このような中「けやき横丁」では「洋服店」、「ジェラート店」を若手店長が相次いで開店するなど、若者が自分の夢に向かって頑張っている姿が随所で見受けられます。
 住宅政策としては、土地開発公社の分譲にあたっての価格の見直しを行い、さらに「転入促進助成金」、お子さんがいらっしゃる方には「子育て支援助成金」等の制度も設けてあります。また、町営住宅では、「旭ヶ丘ハイツ」「中之条団地」の若者の単身入居、若者世帯に対しての入居PRをいたしております。
 今後はこうした子育て支援、若者支援の事業をわかりやすい「パッケージ」として町内外に発信してまいりたいと考えております。
 
スポーツの秋、文化の秋、芸術の秋が本番を迎えます。今週末には、町内3小学校の運動会が開催されます。これからも、坂城中学校の「大峰祭」、町内3保育園、坂城幼稚園の運動会、町民運動会、町文化祭など数多くのイベントが目白押しです。
議員各位におかれましても、お体に留意され、活躍されんことを祈念申し上げ、閉会のごあいさつといたします。
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坂城町長 山村ひろし
 

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