先日(10月7日)、「2017 さかきものづくり展」 関連のセミナーで、国立研究法人産業技術総合研究所知的財産・標準化推進部審議役 国岡正雄さんの講演を聴きました。
講演中の国岡正雄さん
講演のテーマは、『「標準化」で創る新しいビジネス』ですが、産総研が中小企業に対して行っている、「橋渡し」事業の紹介です。
その中でも、中小企業との連携コーディネーション、ネットワーク作り、スタートアップのための支援、マッチングファンド(資金作り)など大変参考になる具体的な事例を紹介していただき大変参考になりました。
また、「標準化」についてでは、JISやISOとの関わり、戦略的な知財マネジメントも身近なテーマとして取り上げることの必要性について力強く話されていました。
具体的な事例として、坂城町の(株)西澤電機計器製作所の 「換気カプセル形発汗計に関する標準化」 が 「新市場創造型標準化制度」 に採択された紹介がありました。 (この制度は従来の業界団体を通じたコンセンサス形成を経ずに、迅速な国際標準提案やJIS化が可能になるシステムです。)
http://www.meti.go.jp/press/2017/07/20170727003/20170727003-1.pdf
「標準化」についての大切さを改めて認識しました。 また、JIS、ISOがより身近に感じられました。
また、坂城町とも連携協定を締結している、金沢工業大学が 「カシミヤのDNA鑑別法」 で国際規格ISOに認定されたことなども紹介されました。
http://www.boken.or.jp/knowledge/topic/topic_154.pdf
坂城町長 山村ひろし