坂城町 坂本龍太朗さんの ポーランド、ウクライナと日本のつながりについて の講演会が行われました

 昨年(2024年)10月に、町とポーランドツェレスティヌフ郡と坂城町国際交流協会、ツェレスティヌフ郡国際交流協会の4者で「フレンドシップ協定に関する合意書」に調印し、その橋渡し役を務めていただいたワルシャワ日本語学校の坂本龍太朗さんが現在、国内の小中学校を中心に講演会活動を行っています。町内でも、2月13日(木)に中心市街地コミュニティセンターで、2月14日(金)には村上小学校で講演が行われました。

 2月13日(木)の講演会は、坂城町国際交流協会が主催し、一般の方も参加できる講演会と交流会の2部構成で行われ、平日の夜にもかかわらず70名を超える方が講演会に参加しました。

 講演では終始、ウクライナに対する皆さんからの支援に感謝しているということが伝えられた一方で、戦争が長期化することにより、現在もウクライナで苦しんでいる人々への関心が薄れていることを憂い、「どんな形でも関心を寄せ続けていてほしい」と訴えていました。また、坂本さんが住んでいるポーランドと日本とのつながりが深いことを、町内の㈱竹内製作所の建機が活躍している様子などの写真を使って紹介していました。

 その後の交流会では、坂本さんを囲んで、自由に意見や感想を話し合っていました。

 2月14日(金)に村上小学校で行われた講演では、坂城小学校と南条小学校ともオンラインでつないで、日本とポーランド、ウクライナの交流がいろいろな形で古くから行われていること、坂城町もフレンドシップ協定締結前からポーランドの交流が深いこと、フレンドシップ協定したこれからは皆さんがポーランドの子どもたちと交流したり、もしかしたらツェレスティヌフ郡を訪れる人がこの中にいるかもしれないなどと伝えながら、歴史上の人物やポーランドにある日本庭園、日本文化を学ぶポーランドの子どもたちの様子など、ポーランドについて紹介していました。坂本さんの講演をオフラインで聴講した村上小学校5年生は、ひと言も聞き漏らさぬかのように記録用紙にびっしりとメモを取っていました。

 また、講演最後に、坂本さんの力強い和太鼓の演奏が披露されると、児童はズドンと体に響く音に圧倒されている様子でした。演奏後、坂本さんから「今のキレイに感じた?でも、ウクライナではこの和太鼓の演奏はできないんだよ。爆撃の音に聞こえちゃうから。キレイな音に聞こえたのであれば、みんなが平和に暮らせてるってことだね!」と今の生活が当たり前ではないことを感じさせるエピソードも紹介していました。

坂城町長 山村ひろし

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