昨日(4月12日)、坂城テクノセンターで、昨年から公益財団に移行した(公財)坂城テクノセンターの20周年事業の一環として記念講演会・パネルディスカッションが開催されました。
ゲストスピーカーとして坂城町出身のセブン&アイホールディングス会長の鈴木敏文さんにご挨拶もお願いいたしました。
鈴木さんからは大変素晴らしいお話をいただきましたが、中でも消費税導入後の状況、さらには「いかに消費者の求めるものを売るか、いまのお客様は少しでも良いものを求めている。したがって安ければ良いというものではない。」などいかにPB(自主ブランド)を開拓していくかなど時宜にかなう素晴らしいお話をしていただき大変感銘を受けました。
そのほかに来賓として、長野県産業労働部長石原秀樹氏、坂城町議会議長柳澤澄氏にご挨拶をいただきました。
ご挨拶する山村
以下、坂城町ホームページよりご覧ください。
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4月12日(土)テクノセンター20周年記念行事
▲セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長 鈴木敏文さん
4月12日(土)、坂城テクノセンターで、「坂城テクノセンター設立20周年記念行事」が開催されました。
坂城テクノセンターは、平成5年に開設され、坂城町の工業の中核として、産学官の連携を図りつつ、技術開発の支援、人材育成、企業間交流、情報提供など町の工業の発展に努め、昨年11月に設立20周年を迎えました。本日は、その記念行事として、坂城町の名誉町民であり、セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長の鈴木敏文さんにご挨拶をいただき、その後町内企業5社の社長の皆さんによるパネルディスカッションが行われました。
鈴木会長は、消費税増税による小売業界の動きや、消費者の嗜好の変化について話され、「以前は安価で同じ商品でも売れ続けたが、現代は生活レベルが上がったことで、新しい商品や良い商品でないと売れなくなった。売り手は、過去の経験を元に次の商品を考えがちだが、消費者の嗜好が変わってきていることを認識し、常に世の中の変化を頭において物事にあたらなければならない」とおっしゃられました。
パネルディスカッションは、「坂城町工業の今後の発展を考える」をテーマに行われ、山村町長がコーディネーターを務めました。
パネリスト
- 竹内明雄さん (株)竹内製作所 代表取締役社長
- 宮後睦雄さん 宮後工業(株) 代表取締役社長
- 佐藤洋子さん 力石化工(株)代表取締役社長
- 依田穂積さん 日精樹脂工業(株) 代表取締役社長
- 桜井雅史さん (株)桜井製作所 代表取締役社長
パネリストの皆さんは、山村町長の進行のもと、自社の現状や業績、後継者の育成などについてそれぞれ話されました。また、坂城町の工業が今後さらに発展するためにはどうしたらよいか聞くと、「住工が一体化する町として内外にアピールすること」「企業の誘致を図ること」「消費者の要望に応えて質の良い物をつくること」「テクノセンターを中心に働きがいのある町になるよう挑戦すること」「常に先取りできるよう意識改革し一団となること」が重要とお答えいただき、会場一杯に集まった聴講者の皆さんも今後の町の工業の発展に期待を寄せられました。
▼パネルディスカッション
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坂城町長 山村ひろし