新春経済講演会、今回は立川談慶さん

 昨日(2月5日)、恒例の坂城町 新春経済講演会(主催:公益財団 さかきテクノセンター)に、旧丸子町出身の落語家 立川談慶さんにご登場願いました。

 立川談慶師匠は私の大学の後輩で(19年後輩!)、今までも、あちこちで講座、独演会などを聞きに行っておりましたが、今年でもう50歳になる脂の乗り切った噺家となりました。

 そこで、昨年12月に、坂城町の経営者等を対象にした「新春経済講演会」での講演をお願いしましたが、「大丈夫、私は何でも出来ます!」 ということでしたので、本講演の講師をお願いし、快諾をいただいておりました。 どんなお話をしていただくか大変楽しみにしておりました。

 今回のテーマは 「無茶ぶり肯定論」 と一風変わったテーマでしたが、なかなか示唆に富んだ話をしていただきました。

 詳しくは坂城町ニュースよりご覧ください。

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新春経済講演会  立川談慶師匠

新春経済講演会

▲写真上、立川談慶師匠

  2月5日(木)、坂城テクノセンターで、公益財団法人さかきテクノセンター主催による新春経済講演会が開催されました。

  講師には、上田市丸子の出身で、落語家 立川流真打ちの立川談慶師匠をお迎えし、「無茶ぶり肯定論 ~大事なことはすべて立川談志(師匠)から教わった~」を演題にご講演をいただきました。

  談慶師匠は慶応義塾大学を卒業し、3年間サラリーマン生活を送った後、立川談志に入門。厳しい修行時代には談志師匠から数々の無茶ぶりを受けました。しかしその「無茶ぶり」は談志師匠が常に弟子を試しているからこそであり、その「無茶ぶり」以上のことをして応えると談志師匠に認めてもらえたそうです。これは一般社会にも通じ、仕事でも相手の無茶ぶりに応えることで主導権を握れるようになると話されました。

  また、談志師匠は、落語を「人間の業の肯定」と定義したそうです。「業」とは人間の弱い部分であり、落語には人間の失敗や矛盾がよく出てきます。談慶師匠によると「矛盾は笑いの原点」とのことで、社会生活で必要なコミュニケーション能力を磨くには、そうした人間の「矛盾」で笑いをとったり、相手との「共通言語」を探すこと、「会話の継続力」、会話にアクセントをつける「常識転覆力」が必要とのことです。そしてこれらは全て落語に出てくるもので、落語は全てに通じるものがあると話されました。

  会場には談慶師匠の講演を聴こうと大勢の方が集まり、その軽妙なトークで笑いに包まれていました。

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 坂城町長 山村ひろし

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