平成29年第4回坂城町議会定例会閉会

本日(12月15日)、平成29年坂城町議会定例会が閉会しました。 以下、閉会のごあいさつを掲載させていただきます。

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平成29年第4回議会定例会閉会あいさつ

 平成29年 第4回 坂城町議会定例会の閉会にあたり一言あいさつ申し上げます。

 12月4日に開会されました本定例会は、本日までの12日間ご審議をいただきました。提案をいたしました、専決報告、協定の変更、条例の一部改正、一般会計及び特別会計補正予算、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。

さて、6日午前0時13分ごろ、長野県中部を震源地とした地震があり、当町においても役場に設置した地震計で震度4を観測いたしました。

今回の地震が発生した際、気象庁から各携帯会社を通じての緊急地震速報の他に、町に、Jアラートによる地震情報が伝達されたことにより、すぐメール及びUCV(上田ケーブルビジョン)のL字放送での地震発生による注意喚起を行いました。

また、地震発生後、午前0時半すぎに、副町長以下、防災担当職員が参集し被害情報の収集を行うともに、8時30分から課長会議を開催し、町施設等の被害状況について調査を実施いたしました。

他市町村では瓦が落ちるなどの被害がありましたが、当町においては、大きな被害はありませんでした。

地震が発生してもあわてず、落ち着いて、まず自分の身を守り、揺れがおさまったら、火の始末をして安全な場所に避難するよう日頃から心がけることが大切で、今後更なる啓発に努めてまいります。

次に、現在施工中の役場庁舎太陽光設備設置工事につきましては、前庭駐車場屋根にパネルの設置が終了し、今後、蓄電池及びグリッド管理装置等の設置を予定しています。年内には試験運転を実施し供用開始となる計画で、庁舎で使用する電力使用量の約7%にあたる発電量を予定し、平常時は庁舎内の照明のLED化の推進などと併せ省エネルギー化を推進するとともに、災害時には防災拠点となる役場庁舎の非常用電源として運用してまいります。

トータルメディアコミュニケーション施設整備事業につきまして

は、屋外拡声子局の設置工事が進みつつあり、来年の1月下旬より試験運用を開始するとともに、全戸、全事業所へ戸別受信機を無償貸与として配布を行ってまいります。

受信機本体はもちろんのこと、電波の状況によりましては、屋内や屋外にダイポールアンテナを設置する工事が必要となりますが、この工事につきましても費用は町負担で行いますので、金銭の請求や振込みをお願いすることはございません。

町では、広報1月号でお知らせするとともに、配布事業者には、身分証を携帯させるほか、配布事業者が訪問する時期をご案内する事前通知をし、併せて詐欺に関する注意喚起事項について掲載し、住民の皆さんへ周知を図ってまいります。

さて、医療機関にお聞きすると、インフルエンザワクチンが全国的に不足しており、予防接種が受けづらい状況となっています。

12月中旬以降、順次ワクチンの供給がされるということですが、町ではこういった状況に鑑み、65歳以上の方を対象として実施しておりますインフルエンザ予防接種の接種費用の助成期間を、1か月延長し、1月末までといたしました。

これからインフルエンザの流行シーズンを迎えます。

インフルエンザウイルスに「かからない」「うつさない」ためにも、外出後の手洗いやうがい、また、バランスのよい食事と十分な休養に心がけていただくようお願いします。

1220日に、第2回坂城経営フォーラムを坂城テクノセンター研修室において、上平出身で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)名誉教授であり、NPO法人「子ども宇宙未来の会」理事に就任されております 平林 久氏(ひらばやし ひさし)を講師にお招きして、「千曲の谷から広い宇宙へ」と題しまして、ご講演をいただきます。 

またとない機会でありますので、大勢の皆様にご聴講いただきたいと思います。

1222日に南条小学校5年生が町内企業と信州大学のファブラボ長野の学生と一緒に、「ねずこん回路 光るキーホルダーを作ろう」をテーマとした、ものづくり授業を行います。

以前、テックショップ東京などで行われました新しいねずこんグッズを製作するイベントの中から出されたアイデアの一つを利用して、ものづくりの楽しさと魅力を知ってもらい、将来の技術者を育てる一貫の取り組みとして行われるものであります。

子ども達にとりまして、良いクリスマスプレゼントになればと考えております。

 さて、これから、新年度に向けての当初予算編成作業が本格化してまいりますが、歳入の見通しにおきましては、法人町民税や地方交付税など、一般財源を含む歳入の確保は容易ではないと考えているところであります。

 こうした厳しい状況ではありますが、事務事業の一層の効率化を図る中で、将来のまちづくりに向けた施策展開が図れるよう取り組んでまいりたいと考えております。

何かと慌しい季節でもあります。

12月1日から31日までの1か月間は、年末特別警戒期間として、警察、防犯指導員、千曲交通安全協会、交通指導員などの皆様と連携し、防犯・交通安全の啓発を強化しております。年末年始は、犯罪や交通事故の増加する時期でもあります。

招集あいさつでも申し上げましたが、1124日には「特殊詐欺非常事態宣言」を発令したところであり、特殊詐欺被害の防止を重点目標の一つに掲げる中で、犯罪被害や交通事故、飲酒運転の防止に向け、さらなる啓発活動に取り組んでまいります。町民の皆様には、犯罪や交通事故の被害に遭わぬよう、一層のご注意をお願い申し上げます。

また、1227日から30日までの4日間は、町消防団による歳末特別警戒が行われます。消防団員には夜間の警戒に対し敬意と感謝を申し上げるとともに、住民の皆様におかれましては大切な生命、財産を守るため、火の取り扱いには十分注意されますよう重ねてお願い申し上げます。

 さて、来年、平成30年は、「戊戌(つちのえ・いぬ ぼじゅつ)」の年であります。

 中国の古い思想によれば、「戊」・「戌」ともに「土」の性質を持つ「比和」とされ、同じ性質が組み合わさり勢いが増すと言われております。「土」は「万物を育成し保護する性質」とされ、さらには「四季の移り変わりの象徴」とされておりますが、「戊」「戌」とも「茂る」という意味があり、あまり茂り過ぎないように「剪定」をすることも必要とされており、しっかりコントロールすることが大切な年だと言われております。

年が明けますと、元旦には1年間の健康を願う元旦マラソン、1月4日には、新年の願いを込めて書初めを行う席書大会、新春賀詞交歓会が開催されます。

 また、1月13日には、坂城テクノセンターで「ライフ・ステージエコー2018」が開催されます。今回は、フラメンコ、ラテン、クラシック、ポップスのフィールドで活躍する演奏家4人(ソルス)が、新たなフラメンコ音楽の世界をお届けします。

また、1月21日には、町消防団の出初式が挙行されます。街頭行進等、大勢の皆様のご観覧をお願いいたします。

このように、年末、年始には、盛りだくさんの行事がございます。また、1月には各区の新年総会も予定されております。

 議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。

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 坂城町長 山村ひろし

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