平成31年第1回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)

本日(2月28日)、平成31年第1回坂城町議会定例会が招集されました。

以下、招集のごあいさつを掲載させていただきます。

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平成31年第1回坂城町議会定例会招集あいさつ

 本日ここに、平成31年 第1回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から御礼申し上げます。

さて、去る213日(水)坂城中学校3学年生徒22名が参加し、模擬議会が開催されました。選挙権が18歳に引き下げられたことで、中学生にも議会や行政に関心を持ってもらう意味でも大変有意義なものであります。

今年度は、生徒6名から「ふるさと納税」、「国際教育」、「商業振興」、「環境」、「高齢者福祉」、「空き家対策」について、総合学習を踏まえた中からの提案、質問があり、私をはじめ、教育長、担当課長からお答えいたしました。

後日、参加した生徒から「これからの生活の中で、坂城町が行うイベントや条例などに注目して、町の政治にもっと関わっていきたい。」など 多くの感想が寄せられたところです。

 今後も、自ら学び、体験を通して成長し、未来の坂城町を担うことを期待するところでございます。

 2月25日には、町と中部電力株式会社 電力ネットワークカンパニー上田営業所にて、災害時における電力供給等の相互協力に関する協定を締結しました。

これは、地震、洪水等の災害が発生した場合など、町の救援活動に必要となる拠点への電力供給や停電情報等の提供、中部電力の災害復旧に必要となる道路通行のための倒木処理等の対応など、あらかじめ双方で定めておくものです。

今回の協定の締結により、災害時において、停電情報の迅速な周知、停電からの早期復旧に向けた連携体制が整備され、町民の皆さんへの安心確保にもつながると考えています。

さて、国道18号バイパスでございますが、1月21日から坂城町区間の工事が網掛地籍で始まりました。本線の準備工としての測量、事業用地周りの木柵設置、工事用道路及び側道の整備などでありますが、いよいよ念願の工事がスタートしたところでございます。

 町といたしましても、事業促進に向けて国等への要望活動を積極的に行い、1日も早い完成を目指してまいります。

県道坂城インター線の先線の整備事業でございますが、現在、延伸ルート上に掛かる一部町道及び用水路の付け替え工事を実施しており、年度内に しなの鉄道にかかる跨線橋の橋台工事に着手する状況にまで進展しました。工事にあたり、地域の皆様はじめ関係する皆様のご協力をお願いいたします。

長野広域連合が整備を進めているごみ処理施設のうち、長野市大豆島(まめじま)地区に建設していた「ながの環境エネルギーセンター」が完成し、310日に竣工式を迎えます。本施設は、焼却処理能力が1日405トンで、長野広域連合構成の(長野市、須坂市、高山村、信濃町、小川村、飯綱町の)6市町村のごみ処理を行います。坂城町、千曲市、長野市の一部のごみが処理される千曲市に建設予定のB焼却施設につきましては、現在、年度内の全用地取得をめざして、用地交渉が行われております。町といたしましても、一刻も早いB焼却施設の完成を願いながら、延伸期間のごみ処理につきましては、葛尾組合での万全な対応を図ってまいります。

ワイン文化振興事業では、坂城産ワインの振興とワイン文化の醸成を図るため、ワインを知る入門編講座として、1月から3回に分けて、さかきワインセミナー「気軽に楽しむワイン学」を開講しております。

セミナーは、ワインの選び方やラベルの見方などについての説明のほか、テイスティングを通してワインの色や香り、味覚の違いなどを学ぶ、初心者向けの内容となっており、3回のセミナーとも定員いっぱいの受講申込みをいただき、好評をいただいており、ワインを町の新しい文化として浸透できればと考えております。

次に、「つながる あんしん 坂城町」をキーワードに進めております、トータルメディアコミュニケーション施設整備事業・同報系ディジタル防災行政無線の整備につきましては、有線放送設備の撤去も含めて、無事しゅん工の運びとなりました。

2か年にわたる工事期間中は、多くの皆様方のご協力と、地域の皆様のご理解をいただき、誠にありがとうございました。今後は、円滑な運用を図り、迅速かつ確実に情報伝達を行ってまいります。

また、有線放送電話につきましては、昨年3月末で、業務を終了したところでございますが、有線放送設備の撤去工事を終え、設備基金及び有線放送電話特別会計の精算も完了しますので、今議会に関係条例の廃止等の議案を上程いたしたところでございます。

 

さて、世界の経済情勢でありますが、日本総研などによりますと、アメリカの景気は、企業部門は底堅さが持続するも、米中貿易摩擦をはじめとした通商政策がリスクを抱えており、ヨーロッパにおいても、1012月の実質GDPは前期比年率プラス0.9%と伸び悩み、やや景気の減速感が強まり、先行きに不安を感じるところです。

 また、中国においては、1012月期の実質GDPが前年同期比プラス6.4%と前の期から0.1ポイント低下し、景気の減速傾向が明確化しつつあり、政府による内需刺激策と米中対立の緩和により大幅な成長鈍化が回避なされるか引き続き注視していく必要があると考えております。

次に国内の状況でありますが、内閣府による1月の「月例経済報告」では、「景気は、緩やかに回復している。」とし、先行きについては、「雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が期待される。」とする一方、「通商問題の動向が世界経済に与える影響や、中国経済の先行きなど海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。」としております。

また、長野県内の状況につきましては、日銀松本支店が2月に発表した「金融経済動向」によりますと、公共投資、住宅投資、設備投資、個人消費の個別観測から「生産は、高水準横ばい圏内で推移している。雇用・所得は、着実な改善が続いている」とし、「総論として長野県経済は、緩やかに拡大している。」としております。

(以下、平成31年第1回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)へ)

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坂城町長 山村ひろし

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