本日(9月22日)、令和7年第3回坂城町議会定例会が閉会しました。以下、閉会のあいさつを掲載させていただきます。
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令和7年第3回坂城町議会定例会の閉会にあたり、ひと言ごあいさつを申し上げます。
本定例会は9月1日に開会され、本日までの22日間にわたりご審議をいただきました。 提案いたしました、専決報告、人事案件、令和6年度 一般会計 ・特別会計・公営企業会計 決算の認定、条例の一部改正、令和7年度 一般会計 及び 特別会計 補正予算、町道路線の廃止、町の特定の事務を取り扱う郵便局の指定と、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。
さて、介護予防施設「ふれあいセンター」では、ボイラー設備故障により、6月中旬から浴室の利用を休止しておりましたが、補修工事が完了し、先週16日から再開いたしました。工事期間中は、町内福祉施設のご厚意により入浴室をお借りし、介助風呂を必要とされている方への対応を行うことができました。この間のご協力に対し、関係各位に心より感謝申し上げます。今後もより使いやすい施設として、適切な運営に努めてまいります。
次に、充電式電池を原因とする発火事故が全国的に多発している状況を踏まえ、毎月第1、第3日曜日に実施しているサンデーリサイクルにおきまして、今月から、リチウムイオン電池・ニッケル水素電池・ニカド電池など 発火の危険性がある充電式電池の回収を開始いたしました。これらが可燃ごみやプラスチック資源物に誤って混入すると 大事故に繋がりかねませんので、適切な分別・排出にご協力をお願いいたします。
さて、9月下旬とはいえ、いまだに夏日となる日が続いておりますが、これからの秋本番に向け、文化やスポーツなど多くのイベントや事業が予定されております。
坂城中学校では、今週26日と27日に大峰祭が開催されます。「普段出せないそれぞれの輝きを大峰祭で出そう」 という生徒たちの思いから決定した「スパークル」をテーマに、クラブ発表や展示の公開、音楽会などのほか、昨年度末の 中学生海外派遣事業により米国カリフォルニア州での研修に参加した生徒による報告も行われます。きらきらと輝く生徒の姿を、地域の皆様にご覧いただければと存じます。
また、「モノづくりのまち さかき」を象徴する展示会「2025さかきモノづくり展」が、10月3日、4日の2日間を会期に、公益財団法人さかきテクノセンター主催、坂城町商工会・テクノハート坂城協同組合・坂城町の共催により開催されます。 町内企業各社が誇る技術・製品の展示に加え、実演や体験など 工夫を凝らしたブース出展が準備されていると伺っておりますので、大勢の皆様にご来場いただきたいと考えております。
また、モノづくり展と併せて、町商工会工業部会を中心とした実行委員会主催による「さかきオープンファクトリー」の開催も計画されています。町内企業18社が参加し、各社の工場を会場として、工場見学やワークショップなどの体験プログラムが用意されていると伺っておりますので、こちらも 是非 多くの皆様にご参加いただきたいと存じます。
次に10月4日には、鼠橋運動公園マレットゴルフ場を会場に、「秋のスポーツ大会」を開催いたします。さわやかな秋空の下、多くの皆様にご参加いただき、マレットゴルフを通じて、世代を超えた交流と地域の活性化、町民の健康増進につながる大会となることを期待しております。
また、町内保育園の運動会は、10月11日が南条保育園、12日が坂城保育園と村上保育園での開催を予定しています。暑い日が続く中、熱中症対策を講じながら練習に励んできた子どもたちの頑張る姿を、保護者の皆様にご覧いただきたいと存じます。
次に10月18日には、ステキさかき観光協会が主体となり、ONSENガストロノミーウォーキングが開催されます。食や自然、歴史文化、温泉など、その土地ならではの魅力を総合的に体験できる全国的なイベントであり、坂城町では初めての開催となります。坂城駅をスタートし、鉄の展示館、農産物直売所あいさい、さかき千曲川バラ公園を経由して、ゴールのびんぐし湯さん館を目指す約9キロのコースを設定し、飲食(ガストロノミー)ポイントでは、おしぼりうどん、ワイン、ぶどう、スイーツなど 当町の美食を堪能していただきます。このイベント開催により、全国各地から多くの方々が当町を訪れ、町の魅力を体感していただくことで、観光振興と交流人口の増加につながることを期待するところであります。
また、同日の午後2時からは、町商工会主催の「さかきまち のど自慢大会」が BIプラザ駐車場で開催されます。生演奏をバックに、事前応募の18組の皆さんが自慢の歌声を披露するほか、やきとり、フランクフルト、生ビールなどの販売も予定されております。 秋のひととき、大勢の町民の皆様のご来場をお待ちしております。
続いて、10月25日と26日には、「第53回文化祭」を開催いたします。今年度は、展示を南条小学校体育館、芸能公演を南条小学校音楽堂に移し、お茶席は例年どおり文化の館で行います。
また、文化祭に併せ、25日午後には南条小学校音楽堂で、ピアノとお箏の音色に アロマを用いたバラの香りを添える「ばら祭り20回記念コンサート」を開催します。 ばら公園の映像とともに、音楽を通して町花バラを感じていただける催しとなっておりますので、是非 多くの皆様にお越しいただきたいと存じます。
なお、文化祭の開祭式に先立ち、「町表彰式」及び「WAZAパワーアップ事業表彰式」を挙行いたします。長年、町の発展にご尽力いただいた皆様に感謝申し上げるとともに、ものづくりに係る卓越した技能、技術の高度化 及び 人材育成に寄与された優秀な技術者等を表彰いたします。
また、文化祭2日目と同日の26日は、坂城駅前多目的広場 及び 中心市街地コミュニティセンターにおいて「第6回 鉄道フェスタ in さかき」を開催いたします。169系電車保存会との共催により、当日は、記念硬券(記念切符)の無料配布、ボンネットバスの無料周遊乗車、鉄道模型・ジオラマの走行展示、クラシックカーの展示撮影会に加え、町内事業者の物販や、しなの鉄道によるグッズ販売も予定しております。鉄道ファンのみならず、町内外の多くの皆さんに ご来場いただければと存じます。
月が変わって 11月6日には、文化センターにおきまして、先の大戦で犠牲となられた 当町の戦没者に哀悼の誠をささげる「戦没者追悼式」を執り行います。一般の方にもご参列いただける形での開催を予定しております。戦没者を追悼し、恒久的な平和を祈念するため、より多くの方にご参列いただきたいと考えております。
続きまして、国道18号バイパスの整備促進に向けてでありますが、10月後半に「坂城町国道バイパス、県道整備促進期成同盟会」として、町関係機関の代表の皆様とともに、国土交通省、財務省、そして県選出国会議員 に対する要望活動を予定しており、現在、関係機関を通じて日程調整を行っているところであります。 地域住民の思いを繋ぐ国道バイパスでありますので、今後も坂城町区間の早期整備について、機会を捉えて積極的に要望してまいりたいと考えております。
さて、今年は5年に一度行われる国勢調査の年であり、10月1日を基準日として全国一斉に調査が実施されます。 調査の回答にあたっては、個人情報の保護や 24時間いつでも回答できる利便性と安全性の観点から、インターネット回答が推奨されております。 今月下旬から来月にかけて、調査員が各世帯に伺いますので、町民の皆様のご協力をお願いいたします。
また、日没時間の早まりとともに、夕暮れ時や夜間における交通事故の危険が高まってまいります。運転者、歩行者、自転車の利用者それぞれが交通ルールを遵守し、正しい交通マナーを実践していただくよう呼び掛け、交通事故の防止を図ることを目的として、昨日21日から30日までの10日間、「秋の交通安全運動」を実施しております。「信濃路は みんなの笑顔 つなぐ道」のスローガンのもと、より一層の啓発に努めてまいります。町民の皆様におかれましても、交通安全へのご協力をお願いいたします。
また、9月に入りインフルエンザの患者数が増え始めており、県は 今月10日に「長野県がインフルエンザの流行期に入った」と発表しました。これは昨年より2か月ほど早い流行期入りとなります。 町では、来月からインフルエンザ予防接種の助成を開始し、65歳以上の方は1,000円の自己負担で接種ができるほか、中学生以下のお子さんには 1回の接種につき1,000円を助成いたします。ご自身やご家族の予防のため、早めの接種をお願いいたします。
今年は酷暑が続きましたが、朝夕は次第に涼しくなり、まもなく秋本番を迎えます。
議員各位におかれましては、健康に十分留意され、ご活躍されますことを祈念申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし