令和3年第3回坂城町議会定例会閉会あいさつ

本日(9月22日)、令和3年第3回坂城町議会定例会が閉会しました。

以下、閉会のあいさつを掲載させていただきます。

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令和3年第
3
回坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言あいさつを申し上げます。

9月2日に開会されました本定例会は、本日までの21日間の長きにわたりご審議をいただきました。

提案いたしました 人事案件、工事請負契約の締結、令和2年度の一般会計及び特別会計決算の認定、条例の一部改正、令和3年度一般会計及び特別会計補正予算、また、追加でお願いいたしました一般会計補正予算(第5号)など、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。

さて、源泉ポンプの故障により15日から臨時休業としておりました「びんぐし湯さん館」、「温泉スタンド」、「ふれあいセンターの浴室利用」につきましては、議員各位のご配慮をいただく中で、ポンプの交換工事が無事完了し、昨日から営業を再開いたしました。

びんぐし湯さん館は、本来定休日となる本日も営業しておりますので、突然の休館でご迷惑をお掛けいたしましたが、引き続きのご利用をお願いしたいと思います。

また、新公共交通システムの構築につきまして、先週16日に地域交通利用促進協議会を開催いたしました。タクシーを使った定額乗り合い事業の導入を図るとする部会案につきまして、了承をいただきましたことから、今後、実証実験に向けた運行申請等の準備を進めてまいります。

さて、17日に告示された自民党総裁選は4人が立候補し、混戦の様相を呈しております。来週29日には投票がなされ、来月の臨時国会を経て新政権が誕生する予定となっておりますが、国におきましては、喫緊の新型コロナウイルス感染症対応や経済回復の政策展開と、更なる地方創生の政策をお願いするところでございます。

7月下旬以降、全国で急速に感染が拡大した新型コロナウイルスの第5波は、ようやく落ち着きを見せてきたとはいえ、未だ19の都道府県には「緊急事態宣言」が、また、8県には「まん延防止等重点措置」が発令されており、予断を許さない状況が続いています。

長野県内におきましても、8月中はこれまでにない感染の拡大がみられ、医療非常事態宣言が発出されるとともに、県独自の感染警戒レベルは全県で5に引き上げられていましたが、9月に入り感染動向が落ち着きをみせたことで、感染警戒レベルは「4」に引き下げられ、「医療非常事態宣言」や「医療警報」も解除となりました。しかしながら、隣接の上田市や諏訪市、茅野市では、感染の再拡大により再び感染警戒レベルが「5」に引き上げられるなど、感染動向は一進一退を繰り返しており、今後も油断することなく、感染防止対策を徹底していく必要があります。町民の皆様には引き続きご協力をお願いいたします。

一方、感染防止対策の鍵として鋭意進められているワクチン接種につきましては、全国で5割以上の方が2回の接種を完了したとのことであります。

当町におきましては、接種が順調に進み、9月20日現在、対象人口に対する接種率は、1回目が85.8%、2回目が69.5%で、全国と比較して大変高い接種率となっており、接種が進むにつれ、現在は予約の入り方もかなり緩やかになってきております。

こうした状況に鑑み、今後のワクチン接種につきましては、文化センター体育館での集団接種を一旦終了し、個別接種を中心に進めてまいりたいと考えております。

また、
テクノハート坂城協同組合が主体となって実施しております「職域接種」につきましても、昨日までに約1
,
100人が1回目のワクチン接種を完了しており、こちらも順調に進んでおります。

多くの方が接種を受けることで少しでも新型コロナウイルスが蔓延する前の日常に近づくことを願っております。

さて、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、利用客や売上げが減少している飲食店等事業所の支援策として、10月1日から、「さかきのお店応援券事業」及び「スタンプラリー等消費回復応援事業」を実施いたします。

 これらの事業はいずれも、
同感染症の影響を受けている町内飲食店など、事業所の利用促進と経営安定、また、町民の皆さんの消費喚起を促し、地域経済の活性化を図るため、実施するものであります。

また、
「スタンプラリー等消費回復応援事業」では、「ねずこん」生誕10周年を記念して
、デジタル・スタンプラリーの達成者に、スマートフォン用のねずこん壁紙を、また、びんぐし湯さん館や 鉄の展示館などの町内観光施設入館者に対しては、「ねずこん アニバーサリー カード」などをプレゼントいたしますので、大勢の皆さんにご利用、ご参加をいただきたいと思っております。

 また、本日、追加の補正予算でお認めいただきました「新型コロナウイルス緊急対策事業」につきましても、10月1日から申請を受け付け、売上げが減少した事業者に対して支援金を迅速に給付し、町内事業所の事業継続及び経営の安定につなげてまいりたいと考えております。

さて、9月20日の敬老の日にちなみ、各地区で行われる敬老祝賀行事につきましては、昨年同様、新型コロナウイルスの感染が懸念される状況が続く中、お祝いの品をお配りする地区がほとんどとお聞きをしております。こうした状況に鑑み、町では昨年度に続き、祝賀行事を祝い品の配布に代えた場合の経費について補助をすることとしていますので、ご活用いただきたいと思います。

また、去る9月4日に、99歳の白寿と100歳以上の方を対象として敬老訪問を実施いたしました。当日は、ご都合のついた13人の方に直接お会いし、お祝いの品をお贈りするとともに、今年度100歳になられる4人の方には、県知事のお祝い状も合わせてお渡ししました。この先も、どうかお元気で長生きされますようお祈りいたします。

さて、保育園の運動会は、先週末の18・19日に開催を予定しておりましたが、長野圏域の感染警戒レベルが依然高いことから、10月2日に延期することといたしました。

また、小学校の運動会につきましても、今年度も春の実施を見送り、10月の平日に開催する予定としております。

実施にあたりましては、保育園・小学校ともに、感染防止対策を徹底し、保育参観、体育の学習発表会として、来賓はお招きせずに、保護者の皆さんに子どもたちの頑張る姿をご覧いただけるよう、対応してまいりたいと考えております。

鉄の展示館では、特別展「天華百剣と名刀写し展in坂城」を11月21日(日)まで、開催しております。

この展示会は、コミックやゲームで人気がある「天華百剣」とそこに登場する名刀の写しのコラボレーション企画で、宮入小左衛門行平刀匠が石田切込正宗の写しや、先代の行平刀匠による大般若長光の写しも特別に展示されますので、大勢の皆さんにご覧いただければと思います。

さて、10月1日、2日には「2021 さかきモノづくり展」が開催されます。

今回のモノづくり展は、町内企業が保有する高度な技術力と強み、ゼロカーボンや海洋プラスチック問題といった環境への取組みなどを町内外へ広く発信するとともに、UIJターン就業を促進させることで、町内で働き、暮らす人材の確保につなげる持続可能な町づくり、そしてSDGsの達成を目指すことも目的としております。

新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、ブース出展(リアル展示)は中止となりましたが、町内企業によるプレゼンテーションやパネルディスカッション、連携協定を結ぶ大学による特別講演や 坂城高校及び坂城中学校の学習発表など、様々な企画がオンラインにより配信されますので、多くの皆さんにご視聴いただきたいと思います。

また、本年3月に初めて開催され好評をいただきました「さかきオンラインワインセミナー」の第2弾が、坂城町振興公社の主催により10月31日に開催されます。

本イベントは、教材用ワインが参加者の自宅に届き、オンラインで参加ができるワインセミナーです。

定員の80名に達し次第締め切りとなりますが、来月10日を期限に参加申込を受け付けておりますので、ぜひご参加いただきたいと思っております。

さて、9月も半ばを過ぎ、夕暮れもかなり早くなりました。昨日 21日から30日までの10日間、「子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保と夕暮れ・夜間の交通事故防止、飲酒運転等悪質・危険な運転の根絶」を運動の重点として「秋の全国交通安全運動」が行われます。

交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけるなど、より一層の啓発活動を行い、交通安全意識の高揚に努めてまいります。

朝夕は かなり涼しくなり、まもなく秋本番を迎えますが、議員各位におかれましては、健康に留意され、ご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

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