令和4年 来年はどんな年

今年も残り少なくなってきました。

昨年に続き、世界中が新型コロナウィルスの脅威に苦しんだ年でした。

 来年の令和4年はどういう年になるのか干支などから見てみましょう。


来年(令和4年)は「壬寅」(みずのえ とら ・ じんいん)、「五黄の寅」でもあります。

さて、今年、令和3年の
「辛丑」(かのと うし ・ しんちゅう)は「多少の傷も覚悟しながらしっかりと新たな試みを始める」年でありました。

強い覚悟が求められ、言わば、新型コロナに対しては「捲土重来」を期する年でありました。

ようやく、年末になり、新型コロナも落ち着きを見せ、いよいよ捲土重来を実行する時が来ました。 今こそ頑張りの時期が来ました。

そこで、来年はどうなるのでしょうか。

令和4年の「壬寅」
の言葉の意味は白川静さんによれば、「壬」は「金を打つ台、きぬた」、「ふくらむ」、「になう」などの意味を持ち、「寅」は「両手をもって、矢がらの曲直を正す」、「つつしむ」という意味を持つということです。

安岡正篤さんによれば、《「壬」は「中の一が長く、胎児ならば大きくなってお腹がふくらんでいる姿を表し、それが妊娠の妊である。また壬には、“ひっ提げる”という意味があって、いろいろな問題を持たねばならぬ。(まさに任という字)ということになるそうです。今年発生した諸問題をいよいよ立派に解決することが求められます。 一方、「寅」は“つつしむ”、“たすける”という意がある。これも一人ではできないので、志を同じくするものが助け合うことが肝要である。(同僚という語)》ということだそうです。

以上のように、来年の「壬寅」には前年から続く新型コロナ禍のなか、いよいよ、課題をしっかりと把握し、問題解決に向け協力一致団結し、新たな時代を築いていくという気概が求められています。

このような覚悟をもって新年をスタートしなくてはなりません。

また、来年は、「五黄の寅」年でもあります。

よく、「ごうのとら」と言いますが、正しくは「ごおうのとら」と読みます。

中国発祥の占いの一つ、九星気学では、五行や方位、八卦、色などの要素を元に、生まれた年からその人の性格や運勢、家相などの吉凶を占う指標とされています。

一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星と分類されます。

そして、この九星と十二支を組み合わせても使いますが、九星については、今年は「六白金星」であり、来年は、「五黄土星」となり一つずつ数字を減じていきます。

また、これを、十二支とセットで見ると、今年は「六白の丑」、来年は「五黄の寅」となります。

この組み合わせの中なかで、九星では「五黄土星」が最も強く最強の「帝王の星」とも呼ばれ、周囲を圧倒するパワーを持っていると言われています。

また、十二支のなかでは、「寅」も強い正義感を持ち、困難を克服してゆく強い行動力を持つと言われています。

従って、来年の「五黄の寅」はこの二つの強運を併せ持っており、誠に、最強の年であります。

九星は9年に一度、十二支は12年に一度のサイクルなので、この二つが組み合わさるのは、36年に一度ということになります。

さあ、以上のように、
来年は、「五黄の寅」のもつ最強のパワーを使い、十干十二支での「壬寅」の意を踏まえて、昨年から続く新型コロナ禍のなか、いよいよ課題をしっかりと把握し、問題解決に向け一致団結し、新たな時代を築いていくという気概が求められています。

今年の最重要テーマであった、「捲土重来」を引き継ぎ、確かなものにしなくてはなりません。 頑張りましょう!

坂城町長 山村ひろし

参考資料:「字統」白川静、「干支の活学」安岡正篤、ウィキペディア他

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