第4回坂城町議会定例会閉会

 本日(12月13日)、平成25年第4回坂城町議会定例会が閉幕しました。

 以下、私の閉会挨拶を掲載させていただきます。

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平成25年 第4回議会定例会 閉会あいさつ

 
 平成25年 第4回 坂城町議会定例会の閉会にあたり一言ごあいさつ申し上げます。
 12月2日に開催いたしました今定例会は、本日まで12日間にわたりご審議をいただきました。提案をいたしました、専決報告,条例の一部改正、一般会計及び国民健康保険特別会計、下水道事業特別会計補正予算すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 
さて、6日に国会で成立した「特定秘密の保護に関する法律」が、本日公布され、1年以内に施行されることとなりました。
 今議会の一般質問においても、お二人の議員からご質問をいただき、町でもこの法律への関心が高まっていると感じております。
 私の所信は、一般質問の答弁でも、申し上げたとおりですが、現に外交・防衛上の機密がある以上、これを法律により一定の秩序をもってコントロールする必要があるということに尽きるかと思います。
 ただし、これはあくまで、保護期間終了後の情報公開を始めとする情報公開制度の充実とセットであることが不可欠であります。国民主権の大原則を申し上げるまでもなく、「国民の知る権利」は当然に保障されるべきものであります。
 また、裁判所におけるインカメラ審理の導入も検討されているところですが、司法のコントロールが及ぶ枠組みも必要であると思います。
 今後、政府においては、特定秘密保護法の施行までに、政令、運用基準を定め、第3者機関的役割を担う機関を設立することとしております。
 この法律に係る国会の審議にあっては、閣僚答弁の不一致や強行的な採決など重要法案にも関わらず十分に説明責任が果たされていたとは、到底言えないものでありました。政府には、法律の施行までの間、十分に国民的な議論を尽くし、「国民の知る権利」を保障する仕組みづくりを図ってもらいたいと思います。
 町民の皆さんにおかれましても、一人ひとりが、引き続き高い関心をもって、政府の動向を注視していくことが、制度の適正な運用に繋がっていくのではないかと考えております。
 
10月に募集いたしました「坂城町の歌」の歌詞は、町内外はもとより、全国8都道府県から48編の素晴らしい作品が寄せられました。
実行委員全員で歌詞の選考を行い、北海道札幌市から応募をいただいた朝倉修さんの作品に決定いたしました。
歌詞が決定され、現在、プロの作曲家であります安藤由布樹先生により作曲が行われており、来年3月には発表合唱会を計画しておりますので、ご期待いただきたいと思います。
 
 大変嬉しい話題がありました。
 先月の27日に「ミス・ユニバース・ジャパン長野大会」が千曲市で開催され、中之条にお住まいの塚田理沙さんがグランプリに選ばれ、来年3月に長野県代表として、全国大会に出場されることになりました。
 先日、役場にもあいさつにお見えになりましたが、その容姿もさることながら、大変素晴らしい方でした。全国大会でも良い結果を収めていただきたいと思います。
 坂城町の若者が、様々な分野でその活躍の舞台を拡げております。若者たちの更なる飛躍を期待します。
 
今年も、降雪の季節となりました。町では、例年通り早朝の町内基幹道路の積雪につきまして、一定基準を超えた場合、町内の建設業者の皆さんにお願いし、除雪・融雪剤の散布を実施し、交通の安全を図ってまいります。
 しかしながら、身近な生活道路につきましては、住民の皆さんのご協力による除雪対応が必要となります。地域の生活道路が、安全にそして快適に通行できますよう町民の皆さんのご協力をお願いいたします。
 
12月議会が閉会しますと、本格的な新年度予算の編成作業に入ります。26年度の財政見通しにつきましては、消費税率の引き上げに伴う影響など不透明な状況にある中、町内企業の業況感のバラつきや、経済情勢の先行き不安等も勘案すると、町税の大幅な増加を見込むことは困難な状況でおります。
また、国においては、税制改正の調整が進められており、自動車取得税について、(税率)引下げ、廃止の方向が示されております。自動車に係る税制改正は、地方財政に与える影響も大きいことから、地方の負担増とならないよう確実な財源確保を強く要望してまいります。
 来年度は、町の最重点事業となる南条小学校の改築事業に、多大な財源を要することもあり、事業のより一層の効率化と重点化に努める中で、予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。
 
 何かと慌ただしい季節でもあります。12月1日からは、「年末特別警戒」期間として、警察と連携し、防犯の啓発を強化しております。
また、この期間に合わせて「年末の交通安全運動」も展開し、警察、安協、交通指導員さんのご協力のもと、街頭指導を強化しております。今後、犯罪・事故の多発する年末に向け、更なる啓発活動に取り組んでまいりたいと考えております。
 27日から30日までの4日間、町消防団による「歳末特別警戒」も実施されます。年の瀬の寒い時期であります。大切な生命、財産を守るため火の取り扱いには十分注意されますようお願いいたします。
 
来年は、甲午(こうご)、甲(きのえ)午(うま)の年であります。
固い甲羅を打ち破り、草木が大地に芽吹くが如く、それまでに蓄えてきたエネルギーを糧に、万を持して大きくジャンプする、飛躍の年といわれております。
 
町におきましても、多くの皆さんにご意見を頂戴しながら進めてまいりました、南条小学校の改築工事にいよいよ着手いたします。また、町のバリアフリー化の象徴としての、坂城駅へのエレベーター設置も完成の目途がつきました。ワイナリー形成事業につきましても、特区に係る許可が下りるなど、飛躍の準備が整いつつあります。
 
年が明けますと 元旦には1年間の健康を願い「元旦マラソン」が、1月4日(土)には新年の願いを込めて書初めを行う「席書大会」が、18日(土)には第20回の記念となる「ライフスーテージエコー」が、「ニューイヤー・コンサート」として「さかきテクノセンター」で開催され、19日(日)には町消防団の「出初式」が挙行されます。
 
年末、年始には、盛りだくさんの行事がございます。議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし 

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