昨日(4月8日)、上田駅前ビル「パレオ」で第1回目の「上田長野地域水道事業広域化協議会」が開催されました。県企業局と長野市、上田市、千曲市、坂城町の5団体で水道事業統合を検討する重要な協議会の設立です。
前身の研究会が示した統合構想を基に、より精緻な施設統廃合計画やスケジュール、事業運営主体となる一部事務組合の「企業団」の在り方を検討し、統合に向けた合意形成を目指すものです。
協議会の構成としては会長に荻原健司長野市長、副会長に土屋陽一上田市長を選び、ほかに小川修一千曲市長、山村弘坂城町長、吉沢正・県公営企業管理者の5者で構成されます。また、事務局には各々の構成市町から派遣された職員計11人が作業にかかります。
坂城町は町内のほぼ全域を長野県企業局による水道事業により給水されており、給水ルートとしては、上田市諏訪形浄水場から千曲川左岸に送水管が敷設され、坂城大橋を渡り右岸側への送水を行っている状況です。
このような状況下におきまして、地震や台風といった自然災害が頻発する今日、坂城大橋が落橋した場合、千曲川右岸地域一帯が断水してしまうことが予想されることから、特に送水管のバックアップ、2重化に注力した災害対策の必要性を感じているところであります。 また、今後の管路などの更新等投資的経費が増大していく中、安定的かつ持続可能なものとするために、今後50年、100年を見据えた計画作りが大切です。 坂城町としては、これからも本事業に対して積極的に参画させていただくつもりです。
写真:左から、山村、土屋上田市長、荻原長野市長、小川千曲市長、吉沢公営企業管理者
坂城町長 山村ひろし