令和6年第3回坂城町議会定例会 閉会あいさつ

 本日(9月20日)、令和6年第3回坂城町議会定例会が閉会しました。 以下、閉会のあいさつを掲載させていただきます。

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 令和6年第3回坂城町議会定例会の閉会にあたり、ひと言ごあいさつを申し上げます。

 9月2日に開会されました本定例会は、本日までの19日間にわたりご審議をいただきました。

 提案いたしました、人権擁護委員の推薦に係る案件、専決報告、人事案件、広域連合規約の変更、令和5年度 一般会計 及び 特別会計 決算の認定、条例の一部改正、令和6年度 一般会計 及び 特別会計 補正予算、また、本日追加議案としてお願いしました人事案件と、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。

 さて、秋本番を迎え、文化やスポーツなど、多くのイベントや事業が予定されております。

 鉄の展示館では、明日21日から11月24日まで、世界的な能装束の研究家である『山口能装束研究所』の山口憲先生が収集した江戸期を中心とした能装束等を展示する企画展「坂城に華ひらく能装束」を開催いたします。

 本展覧会では、貴重な能装束や能面、帯等の展示や 当町の特命大使で 重要無形文化財保持者でもある松木千俊さんをお招きし、能装束を纏っての仕舞の披露をはじめ、山口さんによる展示品の解説など能の世界を深く楽しめるイベントを計画しております。能装束等につきましては、前・後期入替え制での展示となりますので、是非 大勢の皆様にご来館いただきたいと思います。

 また、明日は、坂城保育園と村上保育園で、翌22日には南条保育園で、運動会が開催されます。暑い日が続く中で、熱中症対策を講じながら、運動会に向けて元気いっぱい練習に励んできた子ども達の頑張る姿を、大勢の皆様にご覧いただきたいと思っております。

 次に、坂城中学校におきましては、来週27日と28日に大峰祭が開催されます。今年度は「一等星」をテーマに、クラブの発表や展示の公開、音楽会などの他、27日の学習発表では、昨年度末に中学生海外派遣事業によりアメリカ合衆国カリフォルニア州での研修に参加した生徒による報告も行われます。生徒が精一杯取り組んだ成果を地域の皆様にご覧いただければと考えております。

 また、10月5日には、町民運動会に代わる取組といたしまして、鼠橋運動公園マレットゴルフ場を会場に、「秋のスポーツ大会」を開催いたします。多くの皆様にご参加いただき、マレットゴルフを通じて、世代を超えた交流と地域の活性化、町民の健康増進につながる大会になればと思っております。

 なお、毎年、町民運動会と合わせて開催しておりました「レクリエーション・軽スポーツ交流会」につきましては、来月12日に文化センター体育館で開催いたします。

 障がいの有無や年齢にかかわらず、どなたでも気軽に楽しめる軽スポーツを通じた交流会として、先日閉幕いたしましたパリ・パラリンピックの競技種目でもありました「ボッチャ」など4種目を行う予定です。

 当日の飛び入り参加も大歓迎ですので、ご家族やグループでの参加など大勢の皆さんにご参加いただき、多様な個性を理解し支え合いながら楽しんでいただきたいと考えております。

 また、翌日の13日には、坂城駅前多目的広場において、静態保存をしている169系電車を活用した「鉄道フェスタinさかき」 ~懐かしい昭和へタイムスリップ~ を、169系電車保存会との共催により開催いたします。

 当日は、記念硬券(記念切符)の無料配布や ボンネットバスの無料周遊乗車、クラシックカーの展示、鉄道模型とジオラマの走行展示のほか、町内事業者による物販や しなの鉄道によるグッズ販売などを予定しております。この機会を通じて、鉄道ファンのみならず、町内外の多くの皆さんに、ご来場いただければと思っております。

 次に、来月26日と27日には、「第52回文化祭」を開催いたします。文化センター改修工事等の完了に伴い、今年度は、展示を体育館、芸能公演を文化センター大会議室、お茶席を文化の館 とする従来の形態で開催いたします。

 また、26日の午後には、文化祭に合わせまして、戦国時代に活躍した、郷土の勇将 村上義清の没後450年を記念して、第3回目となります「信濃村上氏フォーラム」を、文化センターにおいて開催いたします。

 今回のフォーラムは2部構成とし、第1部では、長野県立大学の 二本松泰子教授と、長野県立歴史館の 花岡康隆 文化財 指導主事による講演会を行い、第2部では、「語り継ぐ村上義清」をテーマに 長野県立歴史館 笹本正治 特別館長をコーディネーターにお迎えし、パネリストによるパネルディスカッションを予定しております。

 村上義清の功績を再確認し、町の魅力の一つとして、広く発信するフォーラムとなるよう、準備を進めておりますので、是非大勢の皆様にお越しいただきたいと考えております。

 また、文化祭の開祭式に先立ちまして、「町表彰式」及び「WAZAパワーアップ事業表彰式」を挙行いたします。長年、町の発展にご尽力いただいた皆様方に感謝を申し上げますとともに、ものづくりに係る卓越した技能や、技術の高度化及び人材育成を目的とした優秀な技術者等を表彰申し上げたいと考えております。

 さて、コロナ禍以前から計画しておりました、ポーランド ツェレスティヌフ郡との「フレンドシップ協定」につきましては、来月9日から14日にかけて、私と、町議会 及び 町国際交流協会を代表する皆様でポーランドを訪問し、当町 及び 同郡 並びに 双方の国際交流協会 の4者により締結する予定としています。

 ポーランド ツェレスティヌフ郡とは これまで、町国際交流協会 と ワルシャワ日本語学校 を通じた文化や人的交流など、様々な交流を行ってまいりました。

 日本とポーランドの友好的な関係のもと、ツェレスティヌフ郡との様々な分野における相互理解と親善関係の促進を図り、交流を通じた相互発展につなげてまいりたいと考えております。

 続いて、11月7日には、文化センターにおいて、先の大戦で犠牲になられた 当町の戦没者に哀悼の誠をささげる「戦没者追悼式」を執り行います。昨年度に続き、一般の方にもご参列いただける形での開催を予定しておりますので、戦没者を追悼するとともに、恒久的な平和を祈念するため、より多くの方にご参列いただきたいと考えております。

 続きまして、国道18号バイパスの整備促進に向けてでありますが、10月後半に「坂城町 国道バイパス、県道整備 促進期成同盟会」として、議会や商工会の代表の皆様とともに、国土交通省、財務省、そして県選出国会議員 に対する要望活動を予定しており、現在 関係機関を通じ日程調整を行っているところであります。

 地域住民の皆さんの思いを繋ぐ国道バイパスでありますので、今後も坂城町区間の早期整備について、機会を捉えて積極的に要望してまいりたいと考えております。

 さて、令和4年4月から実証実験運行を行っている「デマンド交通・乗り合いタクシー」につきましては、町内タクシー事業者にご協力いただく中、令和5年度末の登録者が前年から77名増の306名、利用者も349名増の3,142名と、多くの方に活用いただいております。

 そうした中、町内タクシー事業者では、今月からクレジットカード決済が導入され、更に年内には、交通系ICカードシステムによる決済も可能になるとお聞きしており、利用者の一層の利便の向上につながることを大いに期待するところであります。

 さて、日没時間の早まりとともに、夕暮れ時や夜間の交通事故が増加するなど、交通事故の危険が高まってまいります。運転者、歩行者、自転車の利用者など、それぞれが交通ルールを遵守し、正しい交通マナーを実践していただくよう呼び掛け、交通事故の防止を図ることを目的に、明日21日から30日までの10日間、「秋の交通安全運動」が行われます。「信濃路は みんなの笑顔 つなぐ道」のスローガンのもと、より一層の啓発に努めてまいりますので、町民の皆様におかれましても、交通安全にご協力をお願いいたします。

 県内の気象予報によりますと、長く続いた猛烈な暑さも 明日頃から一段落し、ようやく過ごしやすい季節になる一方、急な気温の変化で体調への影響も心配されるところであります。

 議員各位におかれましては、健康に十分留意され、ご活躍されますことを祈念申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。

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 坂城町長 山村ひろし

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