11月6、7日にわたり、葛尾組合議会の視察研修があり私も参加しました。 (葛尾組合:千曲市と坂城町で構成される一部事務組合で、ごみの焼却、不燃ごみ・資源ごみの処理、亡くなられた方の火葬、霊園の管理を業務としています。 組合長:山村、議長:和田英幸千曲市議会議員)
今回の視察場所のメイン箇所は、「稲城・府中メモリアルパーク」 と 「杉並清掃工場」 です。 このほかにも、短時間、豊洲市場、造幣さいたま博物館などを訪問しました。
「府中・メモリアルパーク」 は、東京稲城市の遊園地 「よみうりランド」 のすぐ近くにあり、稲城市と府中市の合同市営霊園として平成27年に新規開園。従来型の普通墓地に加えて、欧米の墓地を連想させる墓石付の芝墓地、納骨堂に納めた後に共同埋葬する合葬式墓地、樹木の下に埋葬する樹林式墓地、また、法事や葬式のできるホールを備えた公営の霊園です。
葛尾霊園は現在、普通墓地のみですが、今後の霊園のあり方を考えるうえで大変参考になりました。
左写真:説明される、内田宏康事務局長(左)、長崎健主査(右)
右写真:芝墓地の様子 芝墓地では2,955区画収容。 なお、普通墓地は353区画。
写真左:合葬墓手前の式台、写真右:合装墓の様子
合葬式墓地は全部で5,036体収容
樹林式墓地の様子 この程度のスペースで1,500体を収容
樹林式墓地の前で全員撮影
11月7日は、東京都杉並区にある、杉並清掃工場を訪問しました。
「杉並清掃センター」 は、京王井の頭線 「高井戸駅」 から徒歩5分、余熱を供給している高井戸市民センターと静かなマンション群に囲まれた場所にあり、2代目の杉並清掃工場として平成29年10月に創業を開始。
焼却炉は2基あり、処理能力は一日最大600トン。
施設の建て替えにあたり、地域の方々と一部事務組合が共に検討して初代工場建設時からの歴史を展示した 「東京ごみ戦争歴史みらい館」 の併設は日本で唯一、また、お年寄りが集い、小学生が遊ぶ、余熱利用のあし湯や、外周のウォーキングロードなどが設置された住民と一体となった素晴らしい施設です。
現在、千曲市に坂城町の可燃ごみも収容する、長野広域のBごみ処理施設を建設中ですが、杉並清掃センターのような住民一体型の施設の存在は大変貴重であり、大いに参考になりました。
杉並清掃センターの全景(ホームページより)
左:プラットホームへの搬入 トラックは環八通りの特別地下道から搬入するため清掃工場の周りではトラックの姿が見えないようになっています。
右:ごみバンカーとクレーン
左:クレーン操作室(通常は無人で運用されている)
右:ボイラー、発電機
左:焼却炉の中 (ガラス越しに見ることができます。)
右:焼却炉の中を体験できるコーナー
ごみの分別などを体験するゲームコーナー 子どもたちに大変人気があるそうです。
160メートルの煙突の下で全員の記念撮影 右から二人目のサングラスの方が、北風進工場長
北風工場長は以前、杉並区の教育委員会におられたことがあり、私が杉並師範館の塾長だったころ大変お世話になりました。
坂城町長 山村ひろし