令和2年第4回坂城町議会定例会閉会あいさつ

本日(12月14日)、令和2年第4回坂城町議会定例会が閉会いたしました。

今議会での補正予算、一般会計の歳入では、新型コロナ禍のなかの厳しい企業環境のなか法人町民税収の減額を見込み、反対に、ふるさと寄付金の増額などを見込みました。

また歳出では、新生児応援臨時特別給付事業として、4月28日以降、来年4月1日までにお生まれになった新生児の方へ10万円を支給をする追加策、町道除雪作業の経費、しなの鉄道への負担金、学校・保育園・給食センターなどの感染予防対策費などの増額などについてご決議いただきました。

・・・・・・・・・・・

令和2年第4回議会定例会閉会あいさつ

令和2年 第4回 坂城町議会定例会の閉会にあたり一言あいさつ申し上げます。

12月1日に開会されました本定例会は、本日までの14日間ご審議をいただきました。

提案をいたしました、条例の制定、一部改正、公の施設の指定管理、一般会計及び特別会計補正予算と、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。

さて、12月4日、県では、独自に定める新型コロナウイルスの感染警戒レベルについて、当町を含む長野圏域をレベル4からレベル3に引き下げ、発令していたアラートも「特別警報」から「警報」に切り替えました。

しかしながら、最近の県内の感染動向は職場や家庭内での感染が増加し、12月に入っても減少の気配が見られず、当町においても8月以来となる陽性者の確認がされ、まだまだ予断を許さない状況が続いております。

特に、これからの年末年始にかけては、人の移動や会食等、人の集まる機会が増えてまいります。町民の皆様には、マスクの着用や手洗い、3密の回避に加え、室内の定期的な換気など、会食の機会や職場、ご家庭での感染防止の取組みを再度徹底していただくようお願いいたします。

また、日増しに寒さが厳しくなり、体調を崩しやすい季節でもあります。検温等の健康チェックを毎日行い、自身の体調管理にもご留意いただきますようお願いいたします。

こうした中、たとえウイルスに感染しても、誰もが地域で笑顔の暮らしを取り戻せる社会になるようにとの願いから、愛媛の有志により「シトラスリボンプロジェクト」が生まれました。

感染された方や医療従事者等が、それぞれの暮らしの中で「ただいま」「おかえり」と受け入れられる雰囲気をつくり、思いやりがあり暮らしやすい地域づくりを目指すもので、当町もこのプロジェクトに賛同しています。

町民の皆さんにおかれましては、引き続き、不当な差別や偏見等が行われないよう、正確な情報に基づいた冷静な行動をお願いいたします。

さて、12月4日夕方から、恒例となりました坂城駅前のイルミネーション点灯と169系電車のライトアップが始まっております。

(株)まちづくり坂城の皆さんが飾り付けたイルミネーションが、来年1月末まで色鮮やかに点灯し、169系電車のライトアップは3月末までお楽しみいただけますので、大勢の皆さんにご覧いただきたいと思います。

12月5日、「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」を文化センターにて開催し、南条小学校の児童による人権活動の発表やシンガーソングライターの「う~み」さんをお招きして、ご自身の体験と歌を交えて記念講演をいただきました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、人数制限による開催となりましたが、上田ケーブルビジョンのご協力により、年明け1月に集会全編の放送をいただける予定でありますので、ご覧いただければと思います。

さて、これから、新年度に向けての当初予算編成作業が本格化してまいりますが、歳入の見通しにおきましては、税制改正による通年での法人町民税の税率引下げや新型コロナウイルス感染症の影響による世界経済の減速など、一般財源を含む歳入の確保は容易ではないと考えているところであります。

こうした厳しい状況下、事務事業の一層の効率化を図りながら、令和3年度を初年度とする町第6次長期総合計画や、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略などの計画に基づき、将来のまちづくりに向けた施策展開が図れるよう取り組んでまいりたいと考えております。

さて、コロナ禍ではありますが、慌しい季節でもあります。

12月15日から31日まで、警察、防犯指導員、千曲交通安全協会、交通指導員などの皆様と連携し、防犯、交通安全の啓発を強化する年末特別警戒及び交通安全運動を実施します。

年末年始は、犯罪や交通事故の増加する時期でもあり、引き続き、犯罪被害や交通事故、飲酒運転の防止に向け、さらなる啓発活動に取り組んでまいります。町民の皆様には、特殊詐欺など犯罪や交通事故の被害に遭わぬよう、一層のご注意をお願い申し上げます。

また、12月27日からは、町消防団による歳末特別警戒が行われます。コロナ禍という状況の中で、夜間の警戒に当たっていただく消防団には感謝を申し上げるとともに、住民の皆様におかれましては、年の瀬の寒い時期でもあり、大切な生命、財産を守るため、火の取り扱いには十分注意されますよう重ねてお願い申し上げます。さて、来年、令和3年は、「辛丑(かのと うし・しんちゅう)の年であります。

「辛(かのと・しん)」は「辛い」「厳しい」ということや「革新」という意味があり、「丑(うし・ちゅう)は、強く掴むことや始まりを意味します。

これらから、
来年の「辛丑」は「多少のリスクも覚悟しながらしっかりと新たな試みを始める」年とされ、いわば「捲土重来」の年であります。

しっかりと強い覚悟をもってスタートを切りたいと思います。

さて、年明けの事業につきましては、1月1日の元旦マラソンは、屋外イベントであることから、参加者の限定や事前申込制などの新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応を図り、準備を進めておりますが、明日15日時点における長野圏域の感染警戒レベル(感染警戒レベル2以上の場合は中止)により、開催の可否を判断させていただきます。

現時点で圏域レベル3(警報)でありますことから、開催は厳しい状況かと思いますが、実行委員の皆さんと協議の上速やかに決定し、お知らせしてまいります。

なお、例年1月4日に開催しております新春賀詞交歓会、席書大会及び書初展は、県内の新型コロナウイルス感染状況を鑑み、関係団体とも協議の上、中止することとなりました。

また、1月9日に坂城テクノセンターにて開催を予定していました「ライフ・ステージエコー2021」につきましても、同様に中止といたしましたが、その代替策として、「さかきふれあい大学」での音楽講座ができないか検討をしております。

1月24日には、町消防団の出初式が、参加人数を限定するなど3密を避ける対策を行った上で挙行されます。街頭行進や消防活動などにご尽力いただいた方々を表彰し、防火、防災への新たな決意をする予定となっています。

2月9日には、国際金融経済学者である愛知淑徳大学の真田幸光教授(真田家の末裔)をお招きし、坂城テクノセンターにて新春経済講演会を開催いたします。

バイデン政権の誕生による新たな世界秩序や新たな経済環境の行方などについてご講演いただく予定ですので、大勢の皆さんにご聴講いただきたいと思います。

さて、例年、2月中旬から開催しております、住民税及び確定申告の申告相談会につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、受付や待合室の密集・密接を避けるため、事前予約制とさせていただき、2月1日から専用電話により予約受付を開始いたします。

申告相談会にお越しの際は、新型コロナウイルス感染症予防の取組みにご協力をお願いいたします。

さて、例年とは異なり、3密を避け、新しい生活様式で、年末、年始を迎えることとなります。議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。

・・・・・・・・

坂城町長 山村ひろし

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です