12月6日(土)、坂城テクノセンターで「人権を尊重し豊かな福祉を育む町民集会~共に認め合い、共に支え合う社会をめざして~」を開催しました。
この集会は、一人ひとりが、共に認め合い支え合う人権感覚を養うとともに、福祉への理解を深め明るく住みよい人権・共生のまちづくりの実現を目指して毎年開催しています。
集会では、はじめに、坂城小学校4年生の家﨑舞子さん、金澤悠輝さん、小宮山慎也さん、中村奏叶さん、宮崎蒼詩さん、宮下駿太郎さん、栁澤大輝さん、山﨑皓介さんによる人権学習活動について手話と字幕つきで発表され、会場者へのクイズ問題もありました。
プランターで育てた人権の花活動、点字学習、ブラインドサッカー体験やデフリンピックの学習を通じて「相手を思い合いのこころ、相手の立場に立って考えることやコミュニケーションの大切さを学ぶことができた」と感想を述べていました。
続いて行われた記念公演でも手話と字幕つきで、講師の高橋美江さんによる、演題「わたしのヤングケアラー~障害のある両親の元に生まれて~」の公演を行いました。
高橋さんは、ヤングケアラーという子ども時代を過ごして、障がいを持つ両親を支えて生きてきました。高橋さんは、冒頭で「ヤングケアラーは、10人いれば10通りの問題がある」「デリケートの部分であり、パンドラの箱を開けるものです」「この講演では、ヤングケアラーの話しとしてではなく、家族の問題として考えて聞いてもらえたらいい」と話されていました。
実体験を交えた講演は「当たり前と思っていたことが世間では違ったこと、頼るべき親に頼れなかった幼少期、私の役割など」高橋さんの経験と感情について話されました。
ロビーでは、福祉事業所による手作りクッキーやパンなどの軽食やふきん、手作りカレンダーやペンケースなどの物販も行われ、多くの人が購入していました。
小さな子どもから高齢者までの多くの皆さんが参加した集会は、小学生の学習発表や記念講演を通して、参加者それぞれが感じ、考える機会となりました。









坂城町長 山村ひろし