令和元年第4回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)

(令和元年第4回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)より)

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 また、ねずみ大根の収穫会場では、開始前から大勢の方々にお越しいただき、約300名の来場者で大変盛況でありました。

11月9日から来年2月2日まで、特別展「平成の名刀・名工展」を鉄の展示館で開催しておりますが、文化庁の協力を得て、「公益財団法人 日本美術刀剣保存協会」、「公益財団法人 日本刀文化振興協会」、「全日本刀匠会」の3団体が合同で行う初めての展覧会でございます。

 平成に活躍した刀工の功績や作柄、人柄を顕彰するコンクール展で、名工の作品が一堂に会し、これまで人間国宝に認定された刀鍛冶、6名の作品も展示しています。

またとない機会でありますので、大勢の皆さんのお越しをお待ちしております。

「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2019」が11月24日(日)、女性団体連絡会と男女共同みんなの会で構成される実行委員会により開催されました。

 NPO法人「ファザーリングジャパン」代表の安藤哲也(あんどうてつや)さんを講師にお迎えし、「笑っている家族が地域をハッピーにする チーム子育てのススメ」と題し、ご講演をいただくと共に、信州のパパたちによる座談会や絵本ライブなどバラエティ豊かな構成の中、家族が一緒に学び、楽しんでいただく機会となりました。

商工会主催の「地域経済懇話会」が11月29日(金)に開催され、出席された企業や業界の景況感についてお話をいただき、特に、米中経済摩擦による業績悪化の顕在化や、先行きへの懸念などについてお伺いいたしました。

また、台風19号の影響を受け、企業における災害時の危機管理の重要性などのお話もございました。

米中摩擦や欧州の通商状況など国内外の経済動向を注視するとともに、町内の状況を踏まえ、企業ニーズの把握に努めて参りたいと考えております。

11月30日(土)町立図書館2階集会室にて、坂城町出身の小説家・酒本歩さんをお迎えして、図書館長との対談がおこなわれました。

デビュー作の『幻の彼女』は、坂城町と同じくばらのまちとして知られる広島県福山市が主催する「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、3月に出版され話題となりました。

執筆のいきさつ、本のストーリーの推理ポイント解説、2作目の構想などのお話を伺うことができ、次の作品も楽しみなところです。

また、町の特命大使の小松美羽さんも先月27日に第48回ベストドレッサー賞を受賞されるなど、当町出身の皆さんが様々な分野でご活躍されていることを大変うれしく思いますし、今後のご活躍を期待するところでございます。

令和3年度からの10か年のまちづくり全体の基本構想を定める第6次長期総合計画の策定に向けては、先月22日(金)に総合計画審議会を開催し、会長に西沢議長が就任され、計画の基本構想と基本計画の諮問をさせていただきました。

次期計画の策定に当たりましては、審議会において、委員の皆様からご意見をいただくとともに、アンケート調査などを通して町民の皆さんの意見もお聞きする中で作業を進めてまいりたいと考えております。

町内企業の需要に応える新たな工業団地造成事業につきましては、テクノさかき工業団地の西側に約4haの拡張を予定し進めております。

現在、長野県と農地法に基づく農業振興地域からの除外申請に係る協議と、開発行為の許可に必要な 上下水道や農業用用水、区画道路・調整池などについて協議を進めており、合わせて、基幹道路となるA09号線道路整備事業の調整を行っています。引き続き、団地造成の推進を図ってまいります。

ワイン文化の醸成につきましては、11月9日(土)に、鉄の展示館ホール(中心市街地コミュニティセンター)にて、当町出身のシニアソムリエを講師に、「深まる秋の午後を白ワインとともに」と題して、4種類の白ワインのテイスティングを通してワインセミナーを開催いたしました。

また、昨日12月1日は坂城産ワインと坂城町を広く発信する初めての取組みとして都内の長野県アンテナショップ「銀座NAGANO」を会場にワインのプロモーション活動を行いました。

首都圏にお住いの皆様に、町のワインと地元産の食材を使った料理をお楽しみいただきながら、坂城町の魅力をPRしてまいりましたが、こうしたイベントを通して坂城町のファンや交流人口の増加につなげて参りたいと考えております。

中学生海外派遣事業につきましては、115日(火) 生徒、保護者の皆さんを対象に、キャノングローバル戦略研究所 研究主幹の瀬口清之さんから、「坂中生よ 大志を抱け ~日本と世界のために自分ができることってなんだろう~」と題したお話をいただき、当日から参加者の募集を開始いたしました。

異国文化体験や、同年代との交流、また、世界各国から集まり企業で活躍する方々の姿を通して、自身の志を高めるとともに、参加者だけでなく、クラス、学年そして学校全体へとその経験をフィードバック(還元)していただけることを期待しているところでございます。

信州さかきふるさと寄附金につきましては、11月末現在、5,359件、124,377千円で、前年同月比で件数としてプラス73.9%、金額がプラス91.5%と、果樹類の本格的な収穫期を迎えた9月末頃から、昨年度を上回る寄附のお申し込みをいただいている状況が続いております。

 今年度の寄附金につきましては、9月の段階で65,000千円を見込んで補正予算をお願いしたところですが、その後の実績を踏まえ、年度末までに130,000千円程の寄附が見込まれますことから、今議会に補正予算をお願いするものであります。

ここ数年の寄附額の推移をみる中で、大きな節目と思っておりました1億円を超える寄附をいただける状況となり、全国の多くの皆さまに町の魅力をお届けすることができたと感じておりますと共に、寄附をお寄せいただいた皆様と返礼品の提供にご協力いただいている事業者の皆様に改めて感謝申し上げるところであります。

次に町内の主要幹線道路の工事の進捗状況でございますが、

A01号線道路改良事業酒玉工区の若草橋架け替え工事につきましては、現在、谷川右岸側の橋台設置工事がほぼ完了し、引き続き橋梁本体の設置工事を施工いたします。今後も安全確保に十分留意して、令和元年度中の完成を目途に事業を進めてまいります。

また、将来的に国道バイパスに接続する主要地方道長野上田線から月見区へ通ずるA06号線の道路改良工事つきましては、昨年度完了した地点から延長100mを施工しております。

工事中、地域の皆様はじめ関係する皆様には大変ご迷惑をお掛けしておりますが、ご協力をお願いいたします。

 国道18号バイパスの進捗状況でございますが、本年度上半期は上五明・月見地区を中心に用地買収を進め、全体の(約58%)が完了したとお話を伺っており、事業の進捗が図られているところでございます。

 先般11月14日(木)に県道路整備期成同盟会の要望活動で国土交通省の道路局長はじめ幹部の皆さんへ要望するとともに、11月15日(金)には、国土交通省、財務省、関東地方整備局に、西沢議長、地域交通網対策特別委員会朝倉委員長、地元副区長とともに、新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会の要望活動を行ったところですが、引き続き、坂城インター線の延伸も併せ、事業促進に向けて積極的に要望活動を行ってまいりたいと考えております。

次に、補正予算についてでございますが、

台風19号により土砂が流入した さかき千曲川バラ公園の河川敷駐車場の復旧に係る工事費を計上いたしました。速やかな復旧工事に取り組んでまいります。

冬の到来をむかえ、降雪時等の主要な道路の安全確保を図るため、除雪、融雪剤散布に係る経費を計上いたしました。委託業者と連携を図る中で、降雪時、凍結時における迅速な対応に努めてまいります。

 以上、令和元年度の主な事業の進捗状況並びに主な12月補正予算の内容について申し上げました。

今議会に審議をお願いする案件は、条例の制定が2件、一般会計・特別会計の補正予算2件 計4件でございます。

よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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 坂城町長 山村ひろし

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