平成28年第1回坂城町議会定例会(2)

(以下、「平成28年第1回坂城町議会定例会(1)」に続きます。)

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 南条児童館建設事業につきましては、地域の皆さんを始め、学校、子育て支援関係者などで組織する建設委員会を設置し、施設の整備内容等についてご意見をいただく中で、基本設計、実施設計を進めてまいりたいと考えております。>

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また、グローバル化に対応した教育環境の整備にも引き続き取り組んでまいります。>

中国上海市嘉定区実験小学校との教育交流につきましては、28年度は、7月下旬に中国へ訪中団を派遣する教育・文化交流事業を計画してまいります。>

坂城町と中国の子どもたちの交流を通じ、一層の友好の輪が広がることを期待いたします。>

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また、坂城町の特色ある取り組みとして実施しております、子どもたちへの外国語教育につきましては、平成27年度、小学校に1名の外国語指導講師(ALT)を増員し、3名体制で小中学校に加え保育園でも、外国語教育の推進を図っております。>

28年度も引き続き3名体制により、外国語にふれ、学べる環境づくりの推進を図り、国際社会で生きていく子どもたちの育成に努めてまいります。>

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様々な障がいがある幼児、児童、生徒を支援するため、町では、平成25年度から就学相談委員会を町単独で設置し、「教育コーディネーター」を配置するとともに、各小中学校に「児童生徒支援員」を配置し、運営を行ってまいりました。>

27年度からは、臨床発達心理士の資格を持つ「教育・心理カウンセラー」を配置し、早期からの不登校対策等に取り組んでまいりました。>

28年度においては、4月から施行される「障害者差別解消法」に対応した、障がいのある子を含むすべての子どもたちに対して、ひとり一人の教育的ニーズにあった適切な教育支援を推進するとともに、カウンセラー、支援員等の一部勤務時間の増加を図り、これまで以上にきめ細やかなサポート体制の充実を図ってまいりたいと考えております。>

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続きまして、特徴的な施策について申し上げます。>

信州さかきふるさと寄付金につきましては、全国から寄付を受けやすい体制を整え、寄付者への利便性の向上を図るとともに、特産品振興や地域活性化につながる取り組みを進めてまいります。>

寄付をしていただいた方に、坂城町の魅力を感じていただき、また、来ていただく中で、坂城町の応援団となっていただけるような方策を考えてまいります。>

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さて、公共施設の更新、長寿命化が町にとって大きな課題となっております。>

そこで、公共施設全体の状況を把握し、長期的な視点で計画的に更新、長寿命化、統廃合を進めるべく、「公共施設等総合管理計画」を策定し、公共施設の最適化を図ってまいります。>

また、計画策定により受けることができる財政支援を活用し、公共施設の集約化や除却を進め、財政負担の軽減・平準化も図ってまいりたいと考えております。>

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鉄の展示館におきましては、4月9日から6月12日にかけて、「高倉健と宮入小左衛門行平の絆」展を開催いたします。>

高倉健さんのご遺族から町に寄贈いただいた、生前所蔵されていた日本刀を始め、高倉さんから宮入刀匠に贈られた書籍や、宮入刀匠との絆を示す写真パネルなどを展示いたします。>

「第11回ばら祭り」の開催期間とも重なりますので、ばら祭りに訪れた方や、高倉健さんのファンをはじめ、若者や、日本刀のファンにも満足していただける展示会といたしますので、大勢の皆さんにご来館いただきたいと考えております。>

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平成27年度より「公園長寿命化事業」として、屋外ステージの改修を進めております「びんぐしの里公園」の整備につきましては、28年度は、バックヤードトイレ及びステージの屋根を整備し、雨天でも安心してイベントが開催できるようにしてまいります。>

また、現在「びんぐし亭」が営業しております「公園管理センター」に新たにお客様用のトイレを新設し、利便性を図ることで多くのお客様にご来店いただきたいと考えております。>

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続きまして福祉・健康づくりの施策について申し上げます。>

 平成26年4月の消費税率の引き上げに伴う負担軽減のため、引き続き臨時福祉給付金が支給されます。>

28年度は6月頃までを目途に、27年度臨時福祉給付金の支給対象者のうち28年度中に65歳以上になる方を対象に3万円、また、秋には28年度の住民税非課税の方を対象に3千円、加えて、低所得の障害・遺族基礎年金受給者の方を対象に3万円を支給してまいります。>

 28年度も引き続き、きめ細かく給付のお知らせをする中で、大勢の方に申請いただくよう努めてまいりたいと考えております。>

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重度の身体障がい者の方と、その家族の負担軽減を図るため、移動入浴車を利用した訪問入浴支援サービスを新たに開始し、障がい者の福祉の向上に努めてまいります。>

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また、認知症や障がい等により、日常生活の中で判断が十分にできない方などの財産や権利を守るため、成年後見支援センター業務を町社会福祉協議会に委託し、事業を一元化する中で、普及啓発などを進めてまいりたいと考えております。>

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 今年度、健康増進と介護・寝たきり予防を目的として「坂城町の歌」に合わせた、誰でも気軽にできるストレッチ体操を、町スポーツ推進委員が中心となり作成いたしました。>

 この体操を、広く町民の皆さんに親しんでいただくため「さかきのびのび体操」とし、現在、各地区で開催している健康づくり講座等で啓発を行っております。>

この体操を通じて、住民の皆さんの健康づくり及び健康意識の高揚を図り、健康寿命の延伸に努めてまいります。>

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続いて、産業振興施策について申し上げます。>

工業振興におきましては、28年度も引き続き坂城町出品者協会への支援を充実させ、町内企業の受注機会の拡大と販路開拓を図ってまいります。>

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また、平成24年度から実施いたしました「コトづくりイノベーション補助事業」については、予定の3年間が終了いたしましたが、年々申請件数が増加していることから、引き続き3年間実施いたします。>

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さらに、坂城町で培われてきた高度な技能や技術の継承と習得、新技術や新産業の創出など、「ものづくり」の気運を高めることを目的に実施している「坂城WAZAパワーアップ事業」の一環として、新たに、知的財産権の取得に対する表彰も行ってまいりたいと考えております。>

企業の意欲的な開発への取組みや新たな企業連携のきっかけづくりになればと期待しております。>

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商業振興につきましては、「坂城町商業店舗利活用補助金」制度を新設いたします。これは、空き家、空き店舗を活用して新たに事業を始めようとする方や既存の卸売業、サービス業、飲食業を含む小売事業者を対象として、店舗の改修及び改築に要する経費の2/3以内、50万円を上限として補助するものであり、商業の活力と賑わいが創出されることを期待いたします。>

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農業振興においての課題であります、耕作放棄地対策につきましては、28年度は、農業委員会で実施した農地所有者の意向調査結果をもとに、「人・農地プラン」に位置付けられた、新規就農者を始めとする担い手農家への農地集積を推進するとともに、農地中間管理機構を活用するなど、安定した農業経営の支援を行ってまいりたいと考えております。>

また、引き続き、地域で取り組む農業生産活動の支援や農地、水路、農道等の管理を地域で支える「中山間地域等直接支払事業」、「多面的機能支払事業」を推進してまいります。>

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有害鳥獣対策の侵入防止柵につきましては、上平地区全域に及ぶ延長6,900メートルの侵入防止柵が、平成25、26年度に上平区の皆さんにより設置され、大きな効果が実証されております。>

今回、小網地区において、侵入防止柵整備の要望があり、県の「鳥獣被害防止総合対策交付金」を活用し整備を進めてまいります。>

なお、他の地区においても、地域をあげて被害防止対策を実施する取り組みに対しまして、町として積極的に支援してまいりたいと考えております。>

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松くい虫防除対策につきましては、防災の面からも松林を守る必要性から、これまでも継続して実施しておりますが、28年度も引き続き、伐倒駆除を中心に、健康被害に配慮する中で、空中散布及び無人ヘリコプター散布による予防対策、枯損木処理、樹幹注入、松の植樹などの総合的な防除対策を進めてまいります。>

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平成28年度の坂城町植樹祭につきましては、52年ぶりに長野県で開催される「第67回全国植樹祭」の応援イベントと位置づけ、4月24日(日)、村上地区の「びんぐし山」を会場として開催いたします。>

町の植樹祭が全国植樹祭のホームページ、パンフレットなどでも紹介されますので、町内外の方々にも広く参加を呼びかけ、多くの皆さんに、お越しいただき、「びんぐし山」が、「びんぐしの里公園」や「湯さん館」とともに、森林浴を楽しみ、親しんでいただける里山になればと考えます。>

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続いて、生活基盤の向上のための施策につきまして申し上げます。>

町の主要幹線であります町道A01号線道路改良事業につきましては、地権者の皆さんのご理解とご協力をいただく中、酒玉工区の若草橋南側の住宅を移転するとともに一部仮設歩道を設置し、子どもたちの通学をはじめ歩行者の安全確保を図ってまいりました。>

28年度は、引き続き金井工区と酒玉工区の両工区ともに、建物を含めた用地交渉を進め早期完成を目指してまいります。>

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橋梁修繕事業につきましては、産経大橋の修繕工事に着手してまいります。>

また、継続して実施している昭和橋の修繕工事につきましては、現在、国道側から7連目までの工事を行っており、3月末に完了の予定であります。>

残りの8連目、9連目の修繕工事と村上側のゲルバーガーター橋(青い鉄骨製の橋)の修繕工事につきましては、28年度実施いたします。>

この工事により、車道部分は完了となり、29年度以降につきましては、アーチ部分などの工事を実施してまいります。>

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 県道坂城インター先線事業につきましては、昨年6月に事業主体の県により、地元説明会が開催され、現在、路線測量と道路及び橋梁の詳細設計を実施しているところであります。>

今後につきましては、詳細設計に基づき、今後、再度地元説明会が開催され、詳細な路線計画が決定された後に用地買収等に着手していく予定となっております。>

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 公共下水道の整備につきましては、現在、金井の旧道と産業道路の間の工事を進めている状況であり、27年度末の全町における面的整備は、約8割の見込みとなります。>

28年度は、金井の産業道路の東側及びしなの鉄道と国道18号の間の工事を行い、32年度を目途に町全体の下水道整備完了を目指し、工事を進めてまいります。>

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最後に、生活環境施策について申し上げます。>

町では、平成30年度に長野広域連合が計画する「新ごみ焼却施設」が稼動するまで、葛尾組合焼却施設の延命化と新ごみ焼却施設に対する負担金の抑制のため、更なるごみの減量化・資源化の取り組みを進めてまいります。>

28年度につきましては、すべての自治区を対象に「ごみ減量化懇談会」を開催し、減量化と資源化の推進を目指してまいります。>

引き続き、町民の皆さんにおかれましても、一層のご協力をお願いいたします。>

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以上、平成28年度の主要施策について申し上げました。>

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今議会に審議をお願いする案件は、長野市及び坂城町における中枢都市圏連携形成に係る連携協約の締結、条例の新設が1件、条例の一部改正が8件、町道路線の認定、平成28年度の一般会計・特別会計予算が7件、計18件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

             

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坂城町長 山村ひろし

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