元日本銀行総裁の三重野康さんが先日(4月15日)亡くなられました。
誠に大きな存在、正に国の宝を失った心持ちがいたします。
三重野さんはセントラルバンカーマンとしてのご活躍のほか、誠に多方面でご活躍された方ですが、特に教育面でも多大の貢献をされました。
私が昨年まで塾長をしておりました「杉並師範館」では長い間、理事として支えていただき、熟生にも大変素晴らしい講話を毎回していただきました。
特に、大連(中国)で過ごされた小学校時代の思い出、旧制高校時代のお話、相撲との関わりのお話、友人の作家の高木友之助氏、清岡卓行氏との関わりなど、平成の鬼平と言われた顔とは全く異なる側面をお聴きするなどその人生、生き様に大変感銘を受けました。
昨年、お会いした時にはまだまだ矍鑠とされておられましたのに誠に残念です。
正に、これからの日本にとって、まことに得がたい巨星を失いました。 衷心よりご冥福をお祈りいたします。
坂城町長 山村ひろし