令和3年第4回坂城町議会定例会閉会あいさつ

本日(12月14日)、令和3年第4回坂城町議会定例会が閉会いたしました。

以下、閉会のごあいさつを掲載させていただきます。

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令和3年第4回坂城町議会定例会の閉会にあたり一言あいさつを申し上げます。

11月30日に開会されました本定例会は、本日までの15日間ご審議をいただきました。

提案をいたしました、条例の一部改正、定住自立圏形成に係る協定の変更、町道の認定及び変更、一般会計及び特別会計補正予算と、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。

国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策により実施いたします、子育て世帯臨時特別給付金の支給事業につきまして、まずは、 9月分の児童手当受給者等(受給世帯に属する高校生を含む)に対しまして、先行給付分の5万円を年内に支給するよう事務を進めてまいります。

また、本格的な冬を迎える中、家庭の暖房に欠かせない灯油価格の高騰が家計に及ぼす影響を考慮し、特に経済的な配慮を要する世帯に対する暖房費用の助成として5千円を支給する緊急対策事業につきましても、住民税が非課税で、一定の要件に該当すると思われる世帯に対し、早期に事業のご案内をしてまいりたいと考えております。

さて、新型コロナワクチンにつきましては、現在、先行接種をした医療従事者等への3回目の接種が進められておりますが、町民の方への追加接種につきましては、2回目の接種から8か月が経過する来年2月以降を目途に、高齢者の方から順次進める予定で準備をしております。

また、これまでファイザー社製を中心に供給されてきましたワクチンにつきまして、3回目の接種では、当面、ファイザー社製と現在 薬事承認審査中の武田/モデルナ社製が概ね半数ずつ供給されることが国(及び県)から示されております。3回目の接種に係る国のワクチン供給の全体像が不透明な中、接種の前倒しなどの動向にもよりますが、町では事前に、高齢者の皆様に希望するワクチンについての意向調査を行うことを検討しており、希望が偏った場合には抽選にするなどの対応も必要になるかと考えております。

いずれにしましても、ワクチン接種を希望される皆さんが混乱しないよう進めてまいりたいと考えておりますが、希望されたワクチンが不足する場合には、状況にあわせた対応となることについてご理解いただきますようお願いいたします。

オミクロン株の感染拡大が懸念される中、年末年始を迎え人流の増加に加え、日頃会わない人との接触の機会や大人数での会食の機会も増えてまいります。町民の皆様には基本的な感染対策を今一度徹底していただきますようお願いいたします。

さて、12月8日に、坂城駅前のイルミネーションと169系電車のライトアップの点灯式が行われました。

今年のイルミネーションは、坂城高校美術部とまちづくり坂城のコラボレーションにより、大勢の方に楽しんでいただけるよう工夫して飾り付けを行ったとお聞きしております。

イルミネーション、ライトアップ共、2月14日まで行われる予定となっておりますので、冬の澄んだ空気の中で輝くカラフルなイルミネーションとライトアップをお楽しみいただきたいと思います。

12月4日には、文化センターを会場に「人権を尊重し豊かな福祉の心を育む町民集会」を開催し、村上小学校4年生の人権の花運動に取り組んだ報告や作文発表と共に、ダイバーシティ信州 会長の小泉涼さんをお招きして「性の多様性について」と題した記念講演が行われました。講師の小泉さんご自身の体験談を通じたお話から、これまで私たちが気づかなかったことを教えていただき感慨深い時間となりました。

また、同日、平成30年8月から長野広域連合が千曲市屋代地区に整備を進めてきた「ちくま環境エネルギーセンター」が試運転の運びとなり、火入れ安全祈願祭が執り行われました。

来年6月の本稼働に向けて、新施設の順調な完成と安心で安全な施設運営を願うところであります。

12月17日に、特定非営利活動法人「日本イーラーニングコンソシアム」と町、並びに公益財団法人さかきテクノセンターは、包括的な連携のもと相互に協力し、イーラーニングの普及、促進に取り組んでいくことについて、協定を締結いたします。

デジタル化が推進される中、町における生涯学習や学校教育のほか、企業における社員教育や各種研修など、様々な分野においてイーラーニングを活用し、地域の発展と人材の育成を図るものであります。

さて、これから、新年度に向けての当初予算編成作業が本格化してまいります。歳入の見通しにつきましては、国の地方財政計画が不透明な中、地方交付税については、総務省の概算要求ベースで0.4%、1,000億円の増額となっているほか、町の基幹財源である町税につきまして、軽減措置の終了に伴う固定資産税の増収などが見込まれるところですが、法人町民税については、新たな変異株の出現や、原油価格の高騰の影響など先行きが不透明で、大変見通しが立てにくい状況であります。

こうした厳しい状況の下、事務事業の一層の効率化を図りながら、第6次長期総合計画や、第2期総合戦略などの計画に基づき、将来のまちづくりに向けてメリハリのある施策展開が図れるよう取り組んでまいりたいと考えております。

さて、年の瀬を迎え、慌しい季節であります。

12月15日から31日まで、警察、防犯指導員、千曲交通安全協会、交通指導員などの皆様と連携し、防犯、交通安全の啓発を強化する年末特別警戒及び交通安全運動を実施いたします。

年末年始は、犯罪や交通事故が増加する時期でもあり、引き続き、犯罪被害や交通事故、飲酒運転の防止に向け、更なる啓発活動に取り組んでまいります。町民の皆様には、特殊詐欺などの犯罪や交通事故の被害にあわないよう一層のご注意をお願いいたします。

また、12月28日から30日までの3日間、町消防団による歳末特別警戒が行われます。夜間の警戒・巡視に当たっていただく消防団に感謝を申し上げますと共に、町民の皆様におかれましては、大切な生命や財産を守るため、火の取り扱いに十分注意されますよう重ねてお願い申し上げます。

さて、来年、令和4年は、「壬寅」(みずのえ とら ・ じんいん)、 の年であります。「壬」は「金を打つ台、きぬた」、「ふくらむ」、「になう」などの意味を持ち、「寅」は「両手をもって、矢がらの曲直を正す」、「つつしむ」という意味を持っています。

また、令和4年は中国発祥の占いの一つ、九星気学と十二支の組み合わせでは「五黄の寅」の年にあたります。

九星では「五黄土星」が最も強く、最強の「帝王の星」とも呼ばれ、周囲を圧倒するパワーを持っていると言われており、十二支のなかでも、「寅」は強い正義感を持ち、困難を克服してゆく強い行動力を持つと言われています。

こうしたことから、来年は、「五黄の寅」のもつ最強のパワーを使い、十干十二支での「壬寅」の意を踏まえて、昨年から続くコロナ禍のなか、いよいよ課題をしっかりと把握し、問題解決に向け一致団結し、新たな時代を築いていくという気概が求められています。

しっかりと強い覚悟をもってスタートを切りたいと思います。

さて、年明けの事業につきまして、

元旦には、1年間の健康を願う恒例の「第51回元旦マラソン大会」を、3.5km、1.5km の2コースで、参加者を町内在住の方に限定するなど、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を行い、開催する予定であります。2年ぶりの開催に向け取り組んでおりますので、町民の皆様のご参加をお待ちしております。

1月4日には、新年への願いを込めて書かれた書き初めを展示する「書初め展」が、文化センターを会場に行われます。

今回は会場の都合により、体育館での席書大会は行わず、文化センターでの展示のみを行うこととしたところであります。こちらも皆さんのご参加をお待ちしております。

また、毎年1月4日に開催しております新春賀詞交歓会は、コロナ禍の状況を踏まえる中で、感染対策の徹底と、人数制限などを行い開催する予定としております。

町内企業の皆さんが気持ちを新たに、協力、連携し、更なる発展と飛躍の年になるよう願っております。

1月8日には、坂城テクノセンターにて「ライフ・ステージエコー2022」を開催いたします。

今回は、力強いビッグバンドサウンドをお楽しみいただく「大都(おおつ)ジャズオーケストラ」の公演を予定しております。こちらも人数を制限しての開催となりますが、皆さんのご参加をお待ちしております。

1月16日には、町消防団出初式が挙行されます。防火、防災への新たな決意のもと、さかさぎ通りでの街頭行進に続いて、文化センターにおいて、日頃の消防活動などにご尽力いただいた方々を表彰する式典を予定しております。

街頭行進では、先月、23年ぶりに更新いたしました、町消防団第9分団の消防ポンプ車も披露されますので、是非ご観覧いただければと思います。

また、2月3日には、本年10月1日より信州大学の学長に就任されました中村宗一郎氏をお迎えし、「持続可能な地域発展と信州大学のミッション・ビジョン・バリュー」と題して2022年新春経済講演会を開催する予定を立てております。

コロナ禍の中、これまで多くの行事を中止としてまいりましたが、感染対策の徹底や開催方法を工夫しながら、可能なものは積極的に再開していきたいと考えております。

最後に、昨年に続いて新型コロナウィルスを意識しての、年末、年始を迎えることとなります。議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

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