昨日(2月5日)、坂城テクノセンターで新春経済講演会が開催されました。(主催:公財 さかきテクノセンター:理事長依田穂積さん)
講師には長野県立大学学長の金田一真澄 氏をお招きしました。
金田一先生にはかなり前から講演のお願いをしておりましたが、やっと、昨日実現しました。
新春経済講演会ということでしたので、どのようなテーマでお話しいただけるかと思っていましたが、「今の若者にとって大切なこと~日本人として誇りを持って学べ~」という、近年の日本にとって大変重要な問題についてお話しいただきました。
金田一真澄先生は、御祖父に日本語学で有名な金田一京助さん、また、御尊父に国語辞典の編纂などで有名な金田一春彦さん、弟さんに金田一秀穂さんなどがおられます。まさに言語学者一家です。(真澄先生はロシア語)
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グローバル時代、人生100年時代、AI時代、SDGsなど、現代の学生がおかれている現状や学生が学ぶべき能力などを踏まえ、2018年に開学した長野県立大学の方針や教育についてお話しいただきました。
英語力の養成や論理的思考の修得が大切であることなど、これからの先の見えない時代を学生たちが生き抜くために必要な能力や考え方についてわかりやすくご講演いただきました。
中でも印象的だったのは、グローバル社会のなかで、日本人はともすると、諸外国の人々と比べ、「論理的思考力」、「行動力・度胸・積極性」などが劣る面があるが、日本人特有の、「美意識」において優れておりこの点をはっきりと意識することが必要だと言われていました。
たしかに、米国のトランプ大統領やイギリスのジョンソン首相などをみても「美意識」は感じられませんね。
坂城町は、信州大学、長野大学、埼玉工業大学、金沢工業大学と連携協定を結んでおりますが、長野県立大学さんとも連携を検討したいと思っています。
▼講演中の金田一真澄学長
坂城町長 山村ひろし