昨日(6月22日)、作家の浅田次郎さんの講演会が坂城町文化センターで開催されました。
本講演会は昨年坂城町立図書館長に就任された鈴木康之さんが日本ペンクラブの理事をされておられることから、同クラブ会長の浅田次郎さんにお願いし、実現することになりました。
講演の前に鉄の展示館へご案内し、宮入刀匠に刀について説明をしていただきましたが、浅田次郎さんは刀について大変詳しく、その博識ぶりには舌を巻きました。
その後、「かいぜ」で「おしぼりうどん」と蕎麦を食べていただきましたが、ねずみ大根の辛さにも堪能していただきました。
講演会場は約320名のもの聴衆で満員となり、講演後の質問も活発に行われました。
「かいぜ」での昼食後、左から、鈴木図書館長、浅田次郎さん、「かいぜ」の片山さん、山村
質問する山村
以下、詳細は坂城町ホームページより
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
直木賞作家 浅田次郎さん講演会
6月22日(日)、文化センターで、さかきふれあい大学教養講座が開かれ、直木賞作家で日本ペンクラブ会長の浅田次郎さんをお招きし、「長野県に暮らして」を演題にご講演をいただきました。
「自然の中にいると、ものをつくることができる」とお考えの浅田さんは、軽井沢にもご自宅を持ち、行き詰まった時や疲れた時は、軽井沢で執筆活動などをされるそうです。また、小説を書く際には、ご自身で現場を取材しておられ、新刊『一路』で描いた参勤交代の舞台中山道も実際に歩き、和田峠を越える際にはその厳しさに大変驚いたとのことでした。
また、浅田さんが大切になさっていることは、「手で字を書くこと」。日本語は縦書きの場合、手で書くようにできているとのことで、今も原稿用紙に万年筆で書いておられるそうです。そして、小説は、なんといっても「おもしろく、わかりやすく、美しく書くこと」。小説は娯楽の一つであり、大衆のために、誰にでもわかるおもしろさが第一だと話されました。
会場は、浅田さんの読者をはじめ約320名もの聴講者で満員となり、その軽妙なトークで大盛り上がりとなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
坂城町長 山村ひろし