先日(3月17日)、上田のサントミューゼ大ホールで、「サンクスYSセレモニー」が開催されご招待いただきました。
KYB-YS株式会社さんが、昭和21年(1946年)に合資会社柳沢螺子製作所として誕生し、今年で、77周年を迎えられましたが、本年、4月1日をもって、カヤバ株式会社(KYB)の長野工場として新たな出発をされることになりました。
そこで、「サンクスYSセレモニー」として、1,000名を超える全従業員が一堂に会して大解散式を挙行されることになりました。
また、坂城町に1,000万円のご寄付を賜り、私もご招待されました。
誠にありがたく思います。心より感謝申し上げます。
以下、式典で申し上げた御礼のご挨拶を掲載させていただきます。
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坂城町長の山村でございます。
この度は、多大なご寄付を頂戴いたしまして、心より御礼申し上げます。
いただいた貴重な寄付金はこれからのまちづくりのために活用させていただきたいとぞんじます。
KYB-YSさんは昭和21年(1946年)に合資会社柳沢螺子製作所として誕生され、昭和28年(1953年)に柳沢精機製作所を設立されました。
当初はオートバイ部品等を生産されておりましたが、1 9 7 0 年代以降、油圧バルブや油圧 シリンダ等を生産し、著しい成長を遂げられ、平成 2 3 年(2 0 1 1 年)に今の社名となられました。
現在では、町内に5か所、町外に2か所の工場拠点を構え、従業員数が1 , 0 0 0 人 を超 える大規模 な会社 となり、油圧機器の分野において日本有数のメーカーであります。
また、「人々の暮らしを安全・快適にする技術や製品を提供し、社会に貢献するKYBグループ」を経営理念 とし、優れた技術により安心・安全で高品質な商品・サービスを提供するだけでなく、町においては、テクノさかき工業団地組合、さかき産学官連携研究会、坂城国際産業研究推進協議会、坂城町労務管理協議会等の団体に参画し、様々な活動に参加されるなど、長きにわたり、地域のために多大なる貢献をいただきました。
また、先日は、設計部の斎藤部長にお越しいただき、KYB-YS株式会社さんと秋田県立大学の共同研究として「Journal of Robotics and Mechatronics(ジャーナルオブロボティクスアンドメカトロニクス)誌」で発表した論文が、’’The Best Paper Award(ベストペーパーアワード)2022”という権威ある賞を受賞されたことをご報告いただきました。
この研究は、今後様々な分野で活用できる可能性がある技術であり、町が実施しております「コトづくりイノベーション補助金」を活用してスタートしたものとお聞きしました。
町の補助金が、このような成果につながったことは、町としましても喜ばしい限りであります。
このように地域に密着し、創業以来7 7年間の歴史において培われた技術力や信頼に感服するとともに、この合併により、さらに大きく前進するものと信じ、ごー同の益々のご発展とご健勝をお祈り申し上げ、挨拶とさせていただきます。
令和5年3月17日 坂城町長 山村弘
坂城町長 山村ひろし