オール信州三田会 「奴雁(どがん)の視点で」

昨日(8月31日)、「平成25年 オール信州三田会(慶応義塾大学卒業生の会)」が諏訪(片倉館と鷺の湯)で開催され参加しました。

この会は毎年、長野県下の各三田会 がホスト役となり開催されており今年は、諏訪と岡谷の合同主催、来年は伊那が開催地となります。

私はこの会には初めて参加しましたが、今回は約100名の塾員(卒業生)と数名の現役の塾生(生徒)が参加し大変盛り上がった会となりました。

ゲストスピーカーに清家篤塾長を招き講演会が開催されました。

講演中の 清家篤 慶応義塾長 テーマは「奴雁の視点で」

清家篤塾長は昨年より、社会保障制度改革国民会議会長もされており、多忙の中よく来ていただいたと思っております。

清家塾長は消費税増税についても持論を述べられ、「財政が破たんする前に何としても消費税増税は必要。消費税増税により経済にマイナス効果が出ることは予想されるが、その対応策はある。しかしながら、財政が破たんをしてしまえば打つ手はなくなる。」と述べられました。

また、テーマとして掲げた 「奴雁の視点で」 について。

奴雁とは、福沢諭吉先生が言われたそうですが、「雁の群れが一心に餌を啄んでいるときに、一羽首を高く揚げて難に備える番をするものを言うそうです。」

学者、政治家あるいは経営者としても 「遠くを見すえ、現状を冷静に分析し、将来のために何が最も良いことかを考える者」 の存在が必要であるということでありました。

今の時代、正にこの 「奴雁」 が求められていると思います。

坂城町長 山村ひろし

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